もしかしたら、あなたは自分の「強み」に気が付かず、才能を持てあましているのかも知れません。
それは、人前で話すのが得意な人が、誰とも話さず、黙々と事務作業したり、体力がない人が、重労働をするようなものです。
そうなのです。私たちの多くは、本当の自分を生かしきれていなくて、苦しんだり、辛く生きています。あなた自身の得意をうまく仕事や人生、恋愛に活かしていければ、今まで苦労していたことがなんだったのか?というくらい、毎日が生きやすくなります。
今日はそんな、自分の強みを発見することをお伝えしていきます。
それでは早速、まいりましょう。
目次
誰かに褒められたことをリストアップする
本当の「強み」とは、あなたは自然にできることなのに、周りから「すごい!」と褒められることです。あまりにも自分にとって無意識なので、初めは「え!?これのどこが!?」と疑ってしまうほどです。
学生の時や社会人になって、あなたってここがすごいと褒められたことはありませんか?
例えばこのようなことです。
・細かい作業をしていて、気がついたら自分だけ早く終わっていた
・相手の気持ちが手にとるように理解できて、相談しやすいと言われた
・一度会ったことのある人の名前や特徴は、忘れず覚えている
・どんなトラブルが起きても、冷静でいられる
・なぜか知らず知らずリーダー役をしている
このように、あなたが自然とやっている行為や思いやりが、周りにとってとても助けになっているんです。これに気がつくためには、過去に、どんなことで周りから褒められたのか?ということをリストアップしてみましょう。
ここでのポイントは、自分の良いところなんてひとつもない!と謙遜せず、褒められた事実を書き出してみましょう。また、学生時代の通信簿なども参考にしてみましょう。
子供の頃に先生に書かれた良いところは、あなた自身の「最も本質的な強み」に繋がっている可能性がありますもし、うまく思い出せなければ、親しい友人や家族に、自分の良いところを聞いてみるのも大切です。
中々友人などに話すのが恥ずかしいと言った場合は、次にあげることをやってみてください。
投影の法則を利用する
例えば、エジソンと聞いて、あなたはどんな人物を思い浮かべますか?
・電球を発見した人
・成功するまで諦めなかった強い人
・実験オタク
・人柄が優しそう
・頭が堅そう
「エジソン」と聞いても、あなたが思うエジソンと、隣の人が思うエジソンは、同じようで印象が微妙に違うのです。時に全然違う場合もあります。
もう少し身近なところで例えるならば、会社のとある上司に対して、ある人は、すごく丁寧に教えてくれる人と思っていても、ある人は、何回も同じ話をしてしつこいんだよねと思ったりします。
なぜこれだけ同じ人なのに印象が違うのかというと、それは、私たちは、私たちの思考を通じて世界を見ているからです。まるで、映画の映写機のような感じに、あなたの思考が世界に映し出されているんです。
これを心理学では「投影」、スピリチュアルだと「投影の法則」と呼んだりします。
この投影を使って、あなたの強みを発見していくんです。
あなたは今、周りの人で、この人はとても素敵だな〜と感じる人はいませんか?周りにいなければ、何かドラマの主人公でも良いですし、過去の偉人でも良いです。まずは一人あげてみましょう。
そうして、その人の「素敵だ」と思うところを10個リストアップしてみてください。
できましたか?
今リストアップした10個が、そのままあなたの「強み」なのです。
「え?そんなことないでしょ?」「だって、それはあの人の良いところなんだから!」と反対したくもなるでしょう。
ですが、投影とはそういうものなのです。
この事実をしっかり受け止められるようになると、あなたの強みがよりハッキリとしてきます。
今はたった一人を扱っていきましたが、もう二人、三人と同じようにその人の良いところをリストアップすると、共通点が見えてきます。
例えばこういったことです。
・優しくて誠実なところ
・場を盛り上げる明るさ
・いつでも冷静に周りをリードできる力
何個か共通点が見つかったら、それこそあなた自身が大切にしなくてはいけない強みです。
ぜひちゃんと受け取ってくださいね。
自分の最悪なところの裏返しを考える
ここまでで、いくら自分の良いところをリストアップしたからといって、やっぱりなんか違う気がする、良いところなんてひとつもないと感じる、そう思う人もいるかと思います。
そうなった時は、その自分の「嫌なところ」を反転させてみましょう。それがあなた自身の強みになるんです。
この世界は、朝と夜、表と裏、夏と冬、光と闇など、まるでコインの裏表のように、繋がっているんです。
どっちが良いとか悪いとかを決めているのは、あくまで私たち人間の世界だけです。
朝が良くて、夜が悪い、なんてことはありますか?
月が良くて、太陽が悪い、なんてことはありますか?
どちらも良い悪いではありませんよね?これと同じように、私たちの性質もその程度によって感じ方が違うだけなんです。
少し練習してみましょう。
例えばこういったように裏返すのです。
優柔不断でいつも時間がかかる
→色んな可能性をじっくり検討できる才能がある
周りに合わせられずキツいと言われる
→信念があり生命力がある
いつも喋りすぎてしまう
→人前で堂々を話し周りを和ます才能がある
考え過ぎて行動が遅れてしまう
→周りの人では考えることができないリスクを捉えることができる才能
このように、自分の嫌だと思っていることの反対を考えてみるんです。
初めはうまくできないかも知れませんが、これもゆっくりやっていけば良いんです。
少しずつトライしてみましょう。
うまくいかない時こそ、この言葉を思い出してみてください。
心理テストなどを利用する
時に、心理テストや適正テストなどを通じて、自分の「強み」を発見することもできます。何より、表面的なことではなく、あなたの「本質」に繋がるテストがいいでしょう。私が参考にしているのは、この2つになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
「向いてる仕事」を見つけよう「人の役に立つ12の資質」から自分の強みがわかる
ここまで自分の強みとは?ということに向き合ってきたあなたは、何より最後の仕上げが大切です。それは、その強みを本当に「受け取る」ということなのです。
強みを自分の人生に活かしていく
①どのメッセージや結果もちゃんと「受け取る」
ここまででたくさんの「強み」が見つかったと思います。これを単に、「そういう一面もあるのね」と雑に扱わず、素直に受け取ることが大切です。意外と日本人はこれをしない人が多いように感じます。謙遜が行き過ぎている証拠です。
なぜ強みを認めてはいけないのでしょうか?
なぜ強みを出してはいけないのでしょうか?
それ思ってしまうのはきっと、過去に自分らしさを出したとき、とても強く否定されたり、バカにされたことがあったからなのです。その傷が今でもズキズキしているため、中々受け取れません。
本当に自分の強みを受け取れた瞬間というのは、なんだか胸の奥が暖かくなって、ほっとしたような感覚になります。
身体の緊張が取れていくような感覚です。
初めはうまくいかない人でも、少しずつ「もう受け取っていいんだよ」と自分に寄り添うことで、その感覚が芽生えてきます。次からもし、周りの人にあなたは「人のことがすぐにわかる優しい人ね」と言われたら、照れずにちゃんと受け取りましょう。
コツは「いえいえそんな〜」という謙遜の言葉を言うのではなく
「ありがとうございます」という感謝を相手に伝えてみてください。
日本人ほど、この練習は大切になってきます。
②見つかった強みを自分にも周りのも与えていく
胸の奥まで身体の奥までしっかり暖かさを感じれたら、今度はそれを自分にも周りにも少しずつ「表現」していきましょう。そうすることで、あなたらしさが活かされて、仕事も恋愛も、人生がゆっくりと良い方向へ変わっていきます。
例えば
「共感」という強みがあるとわかったら、仕事でお客さんに、寄り添う心遣いを積極にしたり、電話での対応でトライしてみるんです。
「リーダーシップ」という強みがあるとわかったら、新しい企画や業務に進んで取り組んでみるなど、少しずつ取り入れてみましょう。
まとめ
さていかがでしたでしょうか?
今回は、自分の強みを発見して、生き方に活かしていくことをお伝えしました。
自分が一番自分のことがわからない
それが人間というものです。なので、このブログにたどり着いてくださったあなたはきっと、自分を探求することが元々好きな人なのだと思います。強みがわかったとしても、時にうまくいかず焦ってしまう人もいるでしょう。
ですが決して焦らず、人生に活かしていくことが大切です。
ぜひこちらの記事も参考に、あなたらしい人生を歩んでいってほしいと思います。
↓↓↓
【なぜかいつも焦ってしまう人が毎日を軽やかに生きる方法】
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。