令和の時代になり、人工知能がとても発達してきました。
今まで人間がコツコツと、努力だ!根性だ!と言って長時間頑張っていたことが、機械がやれば一瞬で終わることもあるのです。
もちろん、努力根性でもうまくいく人はいますが、今の時代は、頑張れば頑張るほど苦しむ方が多いように感じます。
今回は、もうこれからの時代は、努力とか根性とかで頑張らなくていいことをお伝えし、軽やかにこの時代を生きるためのヒントをお伝えしてまいります。
まずは、冷静に私たちの「今現在」の状況を見つめていきましょう。
目次
時代を経るごとに努力や根性の意味が変わってきた
昭和時代は、確かに働けば働くほど、お給料も増えて幸せも感じることができました。
テレビも冷蔵庫もエアコンもあんまりなかった時代に、それを揃えることが「幸せ」にもつながっていました。
- 銀行の金利が年利7%
- 給料は右肩上がりで2倍異常
- 消費税がない
- 社会保障費の額が低い
という状況でした。
しかし昭和時代と同じような頑張りは、令和の時代では、もう役に立たなくなってきています。
なぜなら社会システム自体が、そもそも報われないものになってきているからです。
- 銀行の金利はほぼ0%
- 給料の手取りは実質年々減っている
- 消費税などの増税
- 年々増える社会保障費
- 物価高騰
このようなでもあるにも関わらず、24時間365日働けば、身体も心もぼろぼろになります。
会社のために頑張ってきたと思ったら、突然倒産してしまうこともありますし、海外の企業に買い取られて仕事のやり方が大きく変わったり、
ますます先も読めなくなってきました。
何も考えずにひたすら会社や上司のいうことに従っていたのでは、自分や自分の大切な人を守れなくなってしまうのです。
一歩引いて、この世界を改めて見直していく必要があります。
時代のスピードがますます速まっている
ここ10年前後で、スマホやパソコンの進化、仮想通貨、メタバースなど、新しいことがとても増えました。
SNSも色んなものが出てきて、目まぐるしく新しい情報も増えてきました。
さらにコロナ禍になり、会社に出社せず家でリモートワークで働くことも増えました。
働く場所さえも変わりつつあります。
小学校の授業でもタブレットを使うようになっていたり、今はプログラミングの授業もあるくらいです。
一方、一昔前は、紙とペン、電卓を使って、足を使って、とにかく他人より頑張ることが大事でした。
パソコンやスマホが出始めたころ、そういった技術や端末のことを、ほとんどの人は使えないもの、危ないものと避けていました。
しかし現在、会社では普通に誰でも使っていますし、むしろ使えないと仕事にならないくらいです。
仕事の種類や業種も、昔はなかったものが現れてきました。
- Youtuber
- ブロガー
- TikToker
- ライバー(各ライブ配信アプリ)
小学生の将来なりたい職業ランキングにも、上記の職業が上がってきています。
会社に務めなくても、こうした「個人」での職業も増えてきましたし、今ではネット上で、電子書籍やマンガを個人でも出せる時代にもなりました。
さらに、自動で文章を生成してくれる「ChatGPT」が出てきたり、絵を瞬時に描いてくれるAIも登場してきました。
これによって、私たちの働き方もどんどん状況が変わりつつあります。
これから先、専門家の人たちですら簡単に予想することが難しくなってきました。
予想もしなかったような出来事が起きたり、今ある仕事が突然なくなってしまうことも考えられるのです。
少子高齢化がものすごく進んでいる
来る2025年に、団塊世代の人全員(3,677万人)が75歳を迎えると言われています。
もちろん、年金や病院、福祉にかかる費用もどんどん増えていくことも考えられます。
それを支えるのは、働いている現役世代の人たちです。
ですが、そもそも支える子供たちの世代数がどんどん減ってきています。
そのため、一人ひとりが負担する税金ももちろん増えるわけです。
努力、根性で頑張れた昭和の時代は、そもそも働く人の母数が多く、高齢者自体の人数が少なかったので、全然経済が回っていました。
家庭でも、おじいちゃんおばあちゃんと暮らすことも多く、近所みんなで支え合って生きてきた時代です。
昔はまさに「努力」すればするほど、収入も上がり、生活が安定していきました。
みんなが「中流階級」で家をもち、家庭ができて、車を買って、休みの日には家族で出かけるような、まるでサザエさんのような家庭がそこにありました。
一方、今現在はこのように社会の状況が変わっているにも関わらず、社会の「システム自体」はずっと古いままなのです。
支える現役世代が少ないのに、支えなければいけない人が多すぎます。
加えて、老老介護や認知症、孤独死も増えてきたり、地域に人がいなくなって経済が回らなくなってきます。
年金も年々受け取れる額が少なくなりますし、受け取れる年齢自体もどんどん上がってきています。
昔は55歳、60歳だったはずですが、今は65歳、70歳とどんどん上がってきています。
このままでは、もっと受け取れる年齢が上がってきてしまうと思います。
本来はどんどん社会のシステムを変えていく必要があるはずですが、日本は特に「変化」することが嫌いな国民性です。
例えば、テレワークなのに「印鑑」が必要だからと出社を強要されたり、デジタル化が進んでいるかと思えば、「紙」として書類を用意しなければいけなかったりします。
「それもう必要ないでしょ?」と疑問を持ったとしても、「ずっとこのやり方だったから、これからもずっと同じ」と中々変えることができなかったりします。
このような、もう現状には合わないもの、必要のないことをとことん変えていくことが大切なのです。
そうでなければ、頑張って意味のないスキルを身につけてしまったり、また、他の会社に就職するにしても、そのスキルが役に立たなかったりします。
私たち一人ひとりにできることは、生き方を振り返って、努力や根性でごまかない道を探していくことです。
それにはまず、今ある常識や価値観を疑い、時に手放し、自分の感性を目覚めさせていくことが大切です。
最後にそのことについてお伝えしてまいります。
"感性"を目覚めさせ次世代を生き抜くためのファーストステップ
①テレビなどのメディアの情報を排除する
よくテレビのニュースなどでは、努力をして成功を勝ち取った人、ケガをしても頑張って最後まで走り抜いたスポーツマンなど、
とにかく「努力や根性」で頑張った人を美談として放送します。
そして、あなたにも同じようにすれば必ず成功する!と洗脳してくるんです。
頑張らないやつ、頑張れないやつは、ダメ人間!ということも押し付けてきます。
ですので、こういった情報からは、遮断して遠ざかることが大切です。
遠ざかるからこそ、自分の今の立ち位置にも気がつくことができます。
これからどうしていけばいいのかも、自然と見えてきます。
②SNSなどで他人と比べることやめる
あの人はいいホテルに泊ったとか、いいバッグを買ったとか、結婚したとか、他人と自分を比べていませんか?
比べれば比べるほど、キラキラ輝いていない自分はダメ人間なんだと、自己否定してしまいます。
比べて自分の人生が良くなればいいのですが、実際はそれとは逆です。
自分の人生は誰も他の人が変わってくれません。
比べている時間を人生を作り上げていく時間に当てていくんです。
誰かの価値観に引っ張られず、自分と向き合ってきましょう。
③本当の自分で生きていくと"決める"
今まで努力や根性で頑張ってきた自分、それも自分自身です。
ですが、本来はもっと、身体も心も魂も、楽で軽やかにいられるあなたが存在するのです。
常識や周りの目をベースに生きていると、どうしても自分ではいられなくなります。
次第に、自分にはもう可能性がないと諦めてしまうようになってしまいます。
まずは、自分に可能性があることを思い出しましょう。
あまりにも闇に呑まれそうになり、人生の停滞を感じてしまったとしたら、ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください。
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まとめ
今や、努力や根性の意味合いが変わってきました。
もちろん、人生には時に踏ん張らなくてはいけない時もあるでしょう。
しかし、その前に、時代に合わせてながら、自分の頭も心も柔軟に変化していくことが大切です。
そして、とことん自分自身と向かう時のみです。
あなたはこの時代の中で、どう言った人生を生きていきたいですか?
こんな時代だからこそ、変化を恐れず、自分を成長させて変化できる人に、幸せがやってきます。
そのことについてまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。