私たちが「幸せ」を考えるとき、多くの人は何か目標を達成することだったり、たくさんお金を稼ぐ、たくさん物を買うことが浮かぶと思います。
ですが、仮に全てを手に入れた人であっても、「幸せ」を感じる人がいる一方、「不幸」になってしまう人もいます。
その逆も同じです。
これらの人は、何が違っているのでしょうか?
今回は、一例として、過去の偉人を何名か取り上げて、彼らが考えていた「幸せの形」をいろんな角度から見ていきます。
そうすることで、一つの視点からしか見えていなかったことが、いろんな角度から見ることで、あなたが本当に求めていることがわかるようになります。
ぜひ、いろんな視点で幸せの形を見てまいりましょう。
目次
過去の偉人たちは「幸せ」をどう考えていたのか?
①マハトマ・ガンジーの場合
インドの独立にとても貢献した人ですが、ガンジーはこのように考えていました。
- 考えていること(Thinking)
- 語ること(Talking)
- すること(Doing)
この3つが揃っていたとき、人は幸せを感じることができる、ということを示しています。
どれかが本心と違っていた場合、その人には満たされない思いがあり、苦しみが沸き上がることでしょう。
本当は社会貢献をして地球を良くしたいと考えている人が、本当は環境に悪い物やサービスを取り扱っている会社で働いていたり、
本当は独立したいと思っている人が、親や周りの目を気にして、仕方なく正社員で働いているようなものです。
②エミリー・ディキンスンの場合
エミリー・ディキンスンは、生涯で1,7000編以上の作品を残した女性の詩人です。
彼女は1830年生まれですので、男性がなんでも仕切っている男尊女卑の時代です。
そしてアメリカは、南北戦争だったり、大変な状況でした。
そうした中で自らの意志を貫き「こうする」という思いを信じ進んだのは、とてもすごいことだなと感じます。
きっと彼女は、成功するしないに関わらず、ただ「詩を書くこと」、ただ「表現すること」自体に幸せを見出していたのだと思います。
生前はあまり評価されていませんでしが、たくさんの詩が発見されるやいなや、彼女の「想い」のエネルギーが人々に伝わっていき、世界中に広まったのです。
③オードリー・ヘップバーンの場合
映画「ローマの休日」や「マイ・フェア・レディー」で主演女優を務め、晩年はユニセフでも活躍されていました。
チャーミングで美しく、人々は彼女の内面からの輝きを感じて、魅了されていきました。
また、彼女は幼少時代、本当はバレーの踊り手として活躍を希望していましたが、第二次世界大戦などで、食べ物にも生きることにも大変苦労をしていました。
一時はやせ細り、バレーをすることも難しいくらいの栄養失調気味になってしまったのです。
過酷な環境の中でも希望を見出し、自分軸で生きることを貫いた人だと感じます。
一部の偉人の言葉を紹介しましたが、偉人たち発した言葉それぞれの裏に、生きてきた「哲学」を感じることができます。
あなたは、彼らにどのような印象を持ちましたか?
苦難に飲み込まれる人と乗り越える人の違いは?
有名な偉人たちでなくても、私たちの周りにもこういった勇気をもらえる人たちがいます。
生きていると必ずや、苦しい、大変な目に一度や二度は出くわすはずですが、彼らは、それ自体を「しっかり見つめ」「希望を見出すこと」を積極的にしています。
ここが苦難に押しつぶされる人と、乗り越えて自分軸で生きる人の違いです。
私たちがそういった目の前のことに、いちいち心を振り回されずに生きていくためには、「自分の人生についてとことん向き合うぞ!」という覚悟が必要です。
と言いますか、向き合わざるを得ない感じです。
白馬に乗った王子様が助けてくれるとか、スーパーヒーローが助けてくれる、という映画やおとぎ話は存在しない、と心から理解することが大切です。
一見冷たいように感じますが、これが真実でしょう。
ですが、「お天道様は見ている」という言葉があるように、
あなたが真剣に自分の人生に責任と覚悟を持ち、「人生をこうしよう!」と決めた時、本当の「幸せ」のヒントが目の前に現れます。
もし今、あなたが苦難に押しつぶされそうになっていたら、こう自分に言い聞かせていきましょう。
「私は、私自身を幸せにする」
「私は、私の人生の"主人公"だ」
「私は、もう幸せになってもいい」
さて、これで準備ができました。
次に、自分を幸せにするためのこと、しないことを明確にして行動していきましょう、。
自分を幸せにするためにすること、しないこと
①愚痴や悪口を言うのをやめる
私たちが愚痴や悪口を言っているとき、自分以外の他人のせい、状況のせいにしています。
悪口を言っているときは、自分と向き合う必要がないので、その時は楽ですし、楽しいです。
ですが、一歩同僚と別れ一人の帰り道に、とても惨めに感じる瞬間があります。
また、波動同調の法則でも言われる通り、ネガティブな言葉には、ネガティブな状況をもたらします。
もし、自分を幸せにしていこうと考えたあなたは、愚痴や悪口を言うことを止めるのはもちろん、そういっている人と距離を取ることも大切です。
そう言う人たちは、仮にあなたが禁煙をしようとして、それをバカにしたり、足を引っ張る厄介な存在だからです。
それも含めて、愚痴や悪口を言うのをやめることが大切です。
②自己成長して視点を上げてみる
昨日と同じことをして過ごしていたら、今日も同じような日になります。
違う結果が欲しいのなら、その原因を少しずつ変えていくことが大切です。
特に、あなたが「内面の変化や成長」があればあるほど、あなたの行動や考えもどんどん変わり、現実も変わっていきます。
いつもは読まない本を数ページでも読んでみたり、普段観ないジャンルの映画を観てみたり、足を運ばないような美術館に行ってみたり、
今までしなかったことを、あえて生活に取り入れることで、「変化」をしていけます。
詳しくはこちらの記事でやり方などをお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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③完璧主義を手放す
何か新しいことをすると「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなくちゃ」と気合いを入れてしまう人が多いものです。
これは学校教育で「間違っちゃいけない」「正解じゃなければダメだ」と言う価値観を、植え付けられるからです。
考えてもみてください。
私たちは、小学生から高校までの間で、何百、何千とテストをやらされます。
そのため、誰かが(主に先生や権威ある人)があなたを評価し、採点する状況が身に染みてしまっています。
ある意味洗脳に近い状態であると言えるでしょう。
この状況から抜け出すためには、誰か他の他人と比べることなく、完璧でなくていいと自分に言い聞かせることから始まります。
詳しくはこちらの記事も、あわせて参考にしてみてください。
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まとめ
今日は「幸せ」について、過去の偉人の一部を紹介し、いろんな見方をお伝えしていきました。
そして何より、どんな苦難に遭っても、そこから希望を見出し、自分軸で生きると決めて行動をしていくことで、本当に幸せを感じることができるのです。
そのためには、自分の幸せを妨げる考えをやめ、幸せにする行動をコツコツ継続することが大切です。
また、誰かと自分を比べて競争することは、あなた自身の人生にフォーカスできなくさせます。
ですので、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
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競争意識から解放されると、よりポジティブな変化があなたの人生に訪れます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。