今回は、原因と結果の法則についてお伝えしていきます。
私たちが生きる宇宙には、何か「原因」があればそれに伴った「結果」があるという法則が存在します。
これを数学や科学の数式だけにしておくには、とてももったいないことです。
なぜなら、これを上手く使えるようになると、私たちは理想の人生を歩む手助けになるからです。
実際に、この法則を使いこなし、人生を豊かにしている人たちもいます。
もちろん、どうしてもそれが上手くいかないと諦めてしまっている人もいます。
今回は、この「原因と結果の法則」をもう一度見つめ直し、その根本の原理と、活用法について綴っていきます。
目次
原因と結果の法則とは?
冒頭でもお伝えした通り、何か物事の「原因」があればそれに伴って「結果」が現れるという法則です。
例えば
- 水を温めたら沸騰する
- 冷やしたら氷になる
- ロウソクに火をつけたら芯が燃えて、しばらくすると芯がどんどん減っていく
また、あなたが夜中に目が覚めて、どうしてもお腹が空いてしまい、チョコレートやお菓子を爆食いしました。
その結果、翌日には肌が荒れてしまったり、体重が増えてました。
自然界で起きている現象も、人生で起きてきたことも全てひっくるめて、そこには何かしらの「原因=種」があって、時間の経過や何かの作用や行動によって「結果=花」になる。こんな感覚です。
多くの成功哲学でも、同じようにこのことを繰り返し唱えています。
今の人生が良いも悪いも、それは過去の結果が今に現れているという考え方です。
もし、今までと同じような行動や考えずっとしていたら(原因)、未来ずっと同じような現実(結果)が表れていきます。
だからこそ、私たちは叶えたいことに向けて計画を立て、努力し、新たに選択をし行動をしていく、という感じです。
単純な話、自分が月収100万円以上な状態になるためとか、痩せて理想な彼氏を手に入れるとか、そういう結果になるために、日々怠らず行動することでその未来が手に入るとも言えるでしょう。
ですが実は、ここに落とし穴があります。
原因には3種類があり、どの原因に焦点を当てて原因作りができるかで、叶うことと叶わないことが分かれてきます。
あなた自身が、効果的に法則を利用するためにも、次のことに気をつけることが大切です。
原因には3つの種類があり全ての原因にあなたがなれるわけではない
原因には3種類あります。
3種類の原因とは?
- 直接影響を与えることができること
- 間接的に影響を与えることができること
- 全く影響を与えられないこと
この3つです。
まずは、一つずつ見ていきましょう。
①直接影響を与えることができる原因
例えば、あなた今大阪にいるとして、仕事で東京に13時には着く必要があります。
新幹線の時間を調べ、切符を買って改札を通り抜け、東京行きの電車に乗ったら、しばらくして東京に到着しますね。
あなたが東京に行くと決めて切符を買ったことが「原因」で、そして行動し、東京行きの電車に乗って、無事に東京へ13時に着いたことが「結果」です。
直接あなたの行動が未来に結果に与えたことになります。これは直接影響を与えられることです。
②間接的に影響を与えることができる原因
ですが、車両故障のため、途中の静岡駅で止まってしまいました。
復旧には後4時間ほどかかるとのことです。
ここで、他の在来線の電車は動いていることがわかりました。その電車に乗れば、ぎりぎり13時には東京へ着くことができます。
この時、ずっと同じ新幹線に乗っていたのなら、時間通りに着くことは不可能です。
間接的にですが、時間通りにつくために新たに行動したことで、無事に東京へ到着することができました。
本来ならただ新幹線に乗るだけで、東京へ着くはずですが、何かの突発的な出来事で電車が止まってしまうこともあります。
このように、私たちはこれに臨機応変に対処し、間接的に「結果」に影響を与えることができるのです。
③全く影響を与えられないこと
例えば、他人の感情の責任、他国で起きる戦争や貧困の解決、明日の天気、株価や外貨の値段など、直接にも間接的にも、あなたが影響を与えられることはほぼできません。
もし仮にあなたが、日本政府の何かの役職に就いていたり、莫大な資金があれば間接的には何かしらの影響は与えることができるでしょう。
ですが、これらを私たちのほぼ99%以上の人は、影響を与えることができません。
※ここで誤解してほしくないのは、決して戦争や貧困を放っておけということではありません。そういった問題を考えていくことも大切なことです。ですが、今できることはない、という事実は理解しなければいけません。
また、過去に起きた出来事、生まれ持った身体の特徴、生まれ育った家柄、学歴、これらも③に当てはまります。
これらにコンプレックスを感じて、自分を責めたり、人を批判することにエネルギーを注いでいたのでは、原因と結果の法則を使いこなすことはできません。
もちろん、何より、あなたは自分なりに、その時々に必死にやってきたと思います。
そのことで仮に、うまくいかなかったとしても、①の「直接私たち自信が影響を与えること」全集中することをし続けていくことで、未来が開かれます。
ここであなた自身に質問してみましょう。
あなたの理想の未来に対して、あなた自身が直接できることとは何でしょうか?
理想の未来を生きている自分を想像することから始めましょう
それでは早速、理想の未来に対して、あなたが今できるファーストステップをお伝えします。
それは、「未来の自分を思い描くこと」から始まります。
あなたは3年後、5年後、10年後、どういった人生を送っていたいですか?
いきなり想像することが難しい場合、下記の4つの面から意識してみてください。
4つの面から理想の未来を描く
- 仕事・経済状況
やりがいある仕事とは?
どれだけの収入・資産を構築したいか? - 住む場所
どこに住みたいのか?
賃貸なのか?持ち家なのか? - 人間関係
どういった人と付き合いたいのか?
結婚がいいのか?独身がいいのか? - ライフスタイル
時間的な自由が多い方がいいのか?
多趣味がいいのか?家でゆったり過ごしたいのか?
まずこういった面から自分を想像していくことで「原因」の種を植えることができます。
そこに、行動や時間的な経過が加わり、あなたは理想の自分(結果)にたどり着きます。
もちろん、行動していく中で、理想の未来の自分像が変わることはよくあることですので、そこは安心しましょう。
あまり自分の理想像が浮かばない場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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過去の延長線上で、私たちは考えてしまいがちですが、実際は「過去はただの過去」です。
もう、今を生きるあなた自身に対して、影響を与えることはできません。
理想の自分像を思い描くことから始めることで、行動するべきことも自然とあなたの目の前に用意され始めます。
そうやった少しずつ、原因作りを繰り返して未来を育てていきましょう。
まとめ
今回は原因と結果の法則をあなたの人生に取り入れることをお伝えしていきました。
この記事の中でいくつかでお伝えした各偉人たちの言葉を、もう一度読み直してみてください。
きっと違う「視点」であなたに訴えかけてくと思います。
少しずつで良いので、自分はこんな人生を送りたい!と思い描くことから始めていきましょう。
また、成功者と呼ばれる人や、幸せに生きている人たちの「原因作り」を参考にするのも、あなたの未来を変えるのにも役立ちます。
ぜひ、こちらも合わせて読んでみてください。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました