何が特別な理由があったわけではないのに、突然、不安や心配が起きてくることはありませんか?
こんな風に思うのはおかしいのではないか?自分だけではないのか?と考えると、余計に不安が増してしまうものです。
ですが、この記事を読み進めていくことで、あなたが感じる不安や心配の正体が理解でき、それに対処できるようになります。
また、その感情を逆に活用して、人生のチャンスに変えることもできるのです。
ぜひ、このまま読み進めてみてください。それでは、早速まいりましょう。
目次
不安や心配が突然起きる理由とは?
何か病気や出来事がある前後以外では、身体、心、魂、が原因で、今の不安や心配が起こることがあります。
ですので、この3つの視点からいくつかお伝えしてまいります。
①身体が無意識に緊張しているから
私たちの身体と心と精神は、共につながっています。
梅干しやレモンを思い浮かべると、自然と唾液が出てくるように、反応として現れます。
同じように、パソコン作業やデスクワークなどで、身体が凝り固まってくると、心も凝り固まってきます。
まるで、目の前にライオンや危険なものがある状態のように、心も体に反応して、「擬似的に」不安や心配の気持ちが起こってきます。
また、呼吸も浅くなっている場合が多いのも特徴です。
②血糖値の乱高下が激しいから
私たちが生きていく上で、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミンミネラルなど、どれも必要な栄養素です。
バランスよく食事が取れていれば、なんの問題もありません。
しかし、この栄養の中で、炭水化物の内、「糖質」を摂りすぎることが原因で不安を感じることがあります。
それは、砂糖を一度にたくさんとったり、白いご飯、パスタなどをたくさん食べた時に起きます。
これらは「糖質」と言われていますが、これを分解するため身体では、インスリンが放出されます。
いわゆる、食事の後に眠くなったりするのもこの作用の影響が関係しています。
そして糖質の分解が進み、一気に低血糖の状態になると、「欠乏感」「不安感」が増すのです。
③暇だから
私たちの脳は、何も考えていない時でも、いつも活動しています。
これを「デフォルトモードネットワーク」とも言います。
ぼーっとしている時でも、脳は休んでいるようで働いています。
そして、あまりに時間があまりすぎたりすると、デフォルトモードネットワークが過剰に働きます。
また、脳にはポジティブなことよりも、ネガティブなことに反応する癖があるため、不安や心配に心が傾いてしまうことがあるのです。
過去の後悔がふと蘇ったり、未来の不安に押し潰されそうになったりと、「今」に生きていないとも言えるでしょう。
④不安とワクワクの感情がごちゃ混ぜになっている
新しいことに挑戦したり、やり慣れてないことをするときは誰でも、不安や心配な気持ちが起こるものです。
また、その不安や心配とセットになって起こるものが「ワクワク(期待)」です。
ジェットコースターに乗る前や、誰か大好きな人に告白する直前などは、誰でも不安もワクワク(期待)を感じます。
実は、不安とワクワクは二つで一つのセットだとも言えるのです。
⑤エゴが崩壊しようとしているから
心理学やスピリチュアル、「エゴ(自我)」が崩壊するときに、不安や心配が押し寄せると言われています。
エゴ(自我)とは、自分が自分であるという意識や認識のことです。
決してエゴは悪いものではありませんが、その意識や認識が行き過ぎると、「執着」に変わります。
- これは俺のもの
- これは私自身
- あれはあなた自身
- あなたと私は別
こうした意識が行き過ぎると、ものや人に過剰に執着するのです。
ですが、この執着する対象がなくなる、または無くなりそうになると、「不安」が押し寄せるのです。
- 大切な人から別れを告げられる
- 大切にしているものが壊れる
- 仕事が勉強で大失敗する
など、人生に起きる危機に遭うと、自我が崩壊しやすくその時、不安や心配が押し寄せます。
ここまで激しい変化がなくても、繊細な方やスピリチュアルな方は、ふと日常で「気づき」を得て、この状態になる場合もあります。
⑥高次からのメッセージをキャッチしている
別名、「虫の知らせ」とも言います。
私たちの意識は、普段意識している「顕在意識」と、心臓や内臓を動かしている「無意識」があります。
それよりももっと深いところで、「集合的無意識」で私たちは繋がっているのです。
ふとある人のことを考えていたら、その人から連絡がかかってくるなど、そういったものです。
「不安」の中にも、こうしたメッセージを含んでいるものもあります。
なぜ今不安を感じる必要があるのだろう?と問いかけていくことで、そのメッセージを受け取りやすくなります。
さて、ここまで6つ不安・心配の原因をお伝えいたしました。
次にこれらに対処して、逆に活用して、あなたの人生を飛躍するチャンスに変える方向へ、変えていきましょう。
不安や心配に対処しチャンスに変える
まず前提として、3つのことが大切になります。
ポイント
- 身体と心と魂は繋がっている
- 感情に呑まれるのではなく、観察する
- 私たちの脳は、そもそもネガティブに偏りがち
それでは早速まいりましょう。
①運動・ストレッチをする(身体からプローチ)
多くの幸せに生きている人や、成功している人は運動の習慣を生活に取り入れていると言いれています。
運動やストレッチをすることで、ストレスが解消されるからです。
また、散歩やジョギングなど規則的な運動を行うと、脳内に「セロトニン」という幸せ物質が出て、ストレスが減る効果があります。
いきなり、1時間走るとかではなく、できる小さいところから始めていきましょう。
例えば
- 毎日スクワットを10回行う
- 意識的に階段を使う
- 最寄駅の1駅前に降りて歩く
など、小さいことを積み重ねていきましょう。
②砂糖や糖質を意識的に控える
食べるのものが私たちの身体を作り上げています。
同時に、食べるものを変えたら、結果人生そのものも変わってきます。
特に、先にお伝えした「砂糖や糖質」を意識的に控えることで、血糖値の乱高下を防ぐことができます。
例えば、
- お菓子を控える
- ご飯を少なめにし、お肉や魚や野菜を多めにとる
- 3食のうち1食を、プロテインだけにする
など、いきなり全部、何がなんでも控えるという極端なことは避けるべきですが、取り組めるところから積み重ねていきましょう。
③瞑想を日常に取り入れる
多くの幸せに生きている人や、成功している人は運動の習慣と共に、瞑想なども生活に取り入れています。
また、瞑想を短時間でも日常に取り入れると、脳の「デフォルトモードネットワーク」の過剰な働きが落ち着きます。
そうすることで、不安に偏りがちな脳の暴走を止めることができるのです。
1日に5分でも10分でも取り入れる生活をしていきましょう。
簡単で一般的な「呼吸に意識を向ける方法」をまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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③紙に書き出す
私たちは、頭で考えているだけでは考えが中々まとまらないものです。
より一層不安も増してきてしまいます。
その時「ブレインダンプ」という方法が効果的です。
ブレイン=脳
ダンプ=ゴミを捨てる
それぞれこのような意味があります。
不安や心配は、それに呑まれている間は、ある意味脳の中にある「ゴミ」のような存在です。
それを一旦、脳の「外」へ出すのです。
やり方は簡単です。
紙とペンを用意して、とにかく今思っていること、感じていること、考えていることを、書き殴っていく方法です。
「こんなこと書いていいのかな...」と考えを挟まず、とにかく書き殴るのです。
あー辛い...
もう嫌だ!
このやろ〜!
なんでもありです。
この目的は、ゴミ処理だと思ってください。
言葉にするからこそ、そのモヤモヤした不安や感情がおさまります。
わかるから安心する、特定するから安心する、とも言えます。
不安な感情に呑まれた時こそ、ブレインダンプを積極的に行いましょう。
④日記をつけることでポジティブなフォーカスに変える
最後に、日記をつけることをオススメします。
どういう日記かと言いますと、「感謝日記」と「できたこそ日記」の2つです。
例えばこのような感じです。
感謝日記の例
- 今日も朝起きられたことにありがとう!
- ちゃんと動いてくれる身体にありがとう!
- 夜遅くまでコンビニの店員さんが働いてくれたおかげで、〇〇を買えたことにありがとう!
できたこと日記の例
- 料理をパパッと時短でできたこと
- 部屋の〇〇の部分を掃除したこと
- 英単語の勉強を3ページ進めたこと
このように、感謝とできたことにフォーカスすることで、脳のネガティブに偏る癖が、少しずつ変化していきます。
あなたの世界に見える「ポジティブな面」に意識を向けやすくなり、結果的に不安や心配が少なくなります。
私自身、4ヶ月ほど実践してみて思ったのは、気持ちが穏やかになってきたことや、人生に良い引き寄せが起こり始めました。
ぜひ、あなたも生活に取り入れてみてください。少しずつ変化を実感できます。
⑤失敗や周りの目を気にせずに、行動してみる
私たちの感情のうちで、"恥"という感情は最も波動が低いと考えられています。
「失敗したらどうしよう...」
「間違っていたら嫌だな〜」
など失敗を恐れたり、他人からの目を気にしてしまうと、余計に不安の渦に飲まれてしまいます。
だからこそ、不安を感じたときは「とりあえずやってみよう精神」で挑戦してみるのです。
私たちが思う不安や心配の、およろ90%以上は実際には起きないと言われていて、残りは事前に対処すれば大丈夫ということが、わかっています。
ですので、この「とりあえずやってみよう精神」を大切に、行動に移していきましょう。
人生はどちらかです
勇気を持って挑むか、棒に振るか
ヘレン・ケラー(アメリカの教育家)
まとめ
突然、不安や心配が起きてくることは、私たち人間にとっては当たり前のものです。
こんな風に思うのはおかしいのではないか?自分だけではないのか?と考える必要はありません。
思った時こそ「チャンスだ!」と捉え直し、この感情に呑まれずに、観察して次のステップへと踏み出していきましょう。
ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。