人生には、良い時もあれば悪く辛い時もあります。
順調だと思っていたことも、後々になって、悪くなる予兆だった、ということもありますし、その逆もまたあります。
何が言いたいんですか?と言いますと、
人生に起きる出来事には本来、良いとか悪いとかの「意味」はありません。
それらを善悪や基準で判断して「意味づけ」をすることで、私たちは日々生きているのです。
不幸に思える出来事でも、人によって出来事に対する印象は違います。
そして、その捉え方を変えることで、印象が変わり、人生への取り組み方も変わってきます。
今回は、人生を幸せに、充実して生きるために、どのように「意味づけ」すればよいかを説明し、4つの原則に基づいて、人生をコントロールする方法を提案します。
目次
原則1:物事は本来「中立的」なものであることを理解する
人生の出来事に意味を見出すための第一の原則は、出来事は本来、中立的なものであることを理解することです。
人生は複雑であり、どのような出来事も真に良いとか悪いとか、正しいとか間違っているとかいうことはありません。
ある出来事にポジティブな意味合いやネガティブな意味合いを持たせることはあっても、それをどう受け止めるかは、最終的には自分次第なのです。
ある出来事が単なる出来事であり、固有の意味を持たないことを認識すれば、その出来事から派生する可能性のあるポジティブな結果を探し始めることができるのです。
この中立で物事を見ることは、初めからできたものではありません。
誰だって急に人がぶつかってきたら嫌ですし、料理をして黒焦げにしてしまったら、もちろん嫌です。
ですが、嫌な感情を感じる前に、ありのままに「今」目の前の状況を観るのです。
感情と目の前の出来事を一旦「切り離す」のです。
この「中立」の見方に関しては、こちらの記事でも詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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原則2:現実を受け入れる心の柔軟性を持つ
第二の原則は、今この瞬間を受け入れる心の柔軟性を持つことです。
状況を無理やり変えようとしたり、認識を改めようと必死になったりせず、ありのままを受け入れる姿勢が必要です。
ただ、その出来事が起こった、または、引き寄せた、と感じることで、柔軟性を保つことができます。
心に柔軟性を持たせるために、次のようなお釈迦様の言葉があります。
すべてがあなたにちょうどいい
今のあなたに今の夫がちょうどいい
今のあなたに今の妻がちょうどいい今のあなたに今の子供がちょうどいい
今のあなたに今の親がちょうどいい
今のあなたに今の兄弟がちょうどいい今のあなたに今の友人がちょうどいい
今のあなたに今の仕事がちょうどいい死ぬ日もあなたにちょうどいい
すべてがあなたにちょうどいいブッタ
今目の前の出来事、引き寄せたこと、関わっている人は、あなたが過去に放った波動が引き寄せられたからです。
怒りや不満、不安を感じて動揺してしまったら、まずは冷静になりましょう。
そしてこのように、今この瞬間をしっかりと受け止めることができれば、より明確な展望を持って前進することができます。
そうすれば、困難な状況でも冷静でいられるし、状況を正しく理解した上でより良い判断を下すことができるようになります。
「すべてが私にちょうどいい」
今一度、自分に投げかけてあげましょう。
原則3:新しい意味を見出すために、可能性を追求する
3つ目の原則は、新しい意味を見出すために、可能性を追求することです。
過去の経験は、私たちが何をしたいのか、何をすべきなのかを教えてくれるとは限りません。
新しい視点を持つことで、新鮮な知識を得ることができ、人生を変える突破口となるのです。
そのためには、偉人の本を読む、映画からヒントを得る、友人や家族、メンターなど、さまざまな人に選択肢やアイデアを求めることが大切です。
こうして"ヒント"を求め続けていくと、ある時ふと、あなたの可能性を発見することになります。
(誰の言葉か忘れましたが...)
真実は人の口(言葉)を通じてあなたに届けられるのです。
そうすることで、より広い選択肢と視野を得ることができます。
原則4:新たな視点から人生を捉え直して再び歩き出す
4つ目の原則は、「新たな視点から人生を捉え直して再び歩き出す」」ことです。
「原則3」によって得た新たな視点で、自分自身や世界を捉え直すのです。
「再び」というところがポイントです。
この世界に対してネガティブな意味づけを重ねてきた人ほど、それを理由に人生を進まなくていい「言い訳」の数が多いのです。
ある意味、自分の人生を放棄して、他人のせいばかりし、被害者の立ち位置に「安心」していたとも言えます。
ですが、原則3で新たな視点を得たあなたは、これから先、もう「誰のせいにもできない」という「恐怖」に遭うかもしれません。
あなたの内側で起こっていることですので、誰もそのことを知る人はいません。
100%理解してくれる人もいませんので、「孤独」を感じるかも知れません。
ですが、ここでもう一度「原則1」を思い出していきましょう。
物事は本来「中立」なものです。
あなたが感じている感情も、ただ単に「反応」に過ぎません。
それに飲まれてコントロールを失うのではなく、冷静になりましょう。
「原則2」をもう一度、思い出しましょう。
起きる出来事は、すべて今の私にちょうどいいのです。心の柔軟性を保ちましょう。
そして、冷静さを取り戻せたなら、将来に向けて何が自分に必要なことで、何をする必要があるのかなど、進むべき道が見えてきます。
あなたの目の前に起きる出来事に、あなたの人生をよりよく前進させるヒントがたくさんあります。
「原則3」を思い出しましょう。真実は人の口(言葉)を通じてあなたに届けられるのです。
そうすることで、潜在的な障害を特定し、それを克服するための戦略を練ることができます。
その時、今まで止まっていた時計の針が動き出し「再び」あなたは自分の人生を取り戻すことができるようになるのです。
まとめ
この記事で取り上げた原則は、人生の出来事に新たに意味を見出すのに有効です。
自分の人生に意味を見出すことを選択すれば、より充実した有意義な人生を送ることができる。
人生をよりよくしていこうと、再び進んでいこうとする「意思」がある限り、私たちはいつからでも自分自身の物語を作り上げていけるのです。
出来事を中立に理解し、精神的な柔軟性を持ち、選択肢を模索し、感情にコントロールされず冷静でいることで、
人生を最大限に活用し、喜びと充足感をもたらす目的を見出すことができるのです。
また、「苦悩」があまりにもあなた自身を締め付けて動けないでいる状況なのでしたら、こちらの記事も参考にしてみてください。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。