あなたは本を読むのが好きですか?それとも読書が苦手であまり読まない方でしょうか?
いずれにせよ、私たちは幼い頃から本に触れてきました。大人になったら、もうあまり本を読まないという人がほとんどでしょう。
しかし、それは非常にもったいないことです。
なぜなら、読書には人生をより良くする効果がたくさんあるからです。
今回は、そのいくつかをご紹介します。
この記事を読み進めるうちに、本棚に眠っている本をもう一度見直してみようという気になるはずです。
ストレスを軽減する効果
読書は、私たちが日常で感じるストレスレベルを下げたり、精神衛生上、とても有益な効果をもたらします。
読書という行為自体が、禅の僧侶のように、瞑想的で心を落ち着かせ、長い一日の疲れを癒し、ストレスを解消するのに役立つのです。
例えば、小説など物語に入り込むことによって、それに没頭できるため、悩みや不安から心がそれるのです。
研究によると、読書はストレスレベルを68%下げることができ、これは音楽を聴いたり散歩をしたりといった、他の活動くらいかなり高い数値です。
さらに、良い言葉に触れることによって、ネガティブな言葉で埋め尽くされた思考が、ポジティブに置き換わっていきます。
そうすると、自然と気分が上向きになってくるのです。
このように、読書すること"自体"がそもそもストレスを減らす効果があるのです。
語彙の増加で表現力が向上
読書はストレスの軽減に役立つだけでなく、語彙力を高める効果もあります。
語彙が増えることで、表現力に高い効果が期待できます。
より多くの言葉を知り、より正確に表現できるようになれば、文章でも口頭でも、より的確で効果的なコミュニケーションをとることができます。
また、語彙力が向上すれば、試験や就職面接など、人生のあらゆる場面で成功する可能性が高まります。
何より、あなた自身や、あなたの大切な人が人生でつまずいた時、そこから抜け出すための「言葉」を見つけ出し、光を照らすことができます。
人間は考える葦である
パスカル(思想家)
フランスの思想家、パスカルの言うように、私たち人間一人ひとりは、自然の中ではとても弱い存在です。
ですが、"考えること"ができるからこそ、何か問題が起きた時、それに対処できる思考力があるのです。
これは人間だけが手に入れた能力だからこそ、「言葉」を通じて私たちは助け合うことができるのです。
今すぐに役立たなくても、あなたの人生において、必ずどこかで「言葉」が助けてくれます。
質の高いインプットでより質の高い人生を創造できる
質の高い本を読むことは、より質の高い生活を送ることにもつながります。
それはまるで、グラスにキレイな水を注いでいくのと、同じような感覚です。
もし本を読むことを辞めてしまうと、私たちが触れる言葉は、テレビやSNSなどに限定されます。
それらから流れてくるのは、「ばか」「あほ」「間抜け」など、波動自体も低い言葉で、あなたの脳を埋め尽くしていきます。
まるで、グラスの中に濁った水がどんどん注がれている状態です。
それはいつしか、反対側が見通せないまで濁ってしまうようなものです。
そうすると、あなたの考えも「濁ったまま」、その考えに引きずられて、訳のわからない行動をしたりしてしまいます。
いきなり「怒り」が抑えられなくなり爆発してしまったり、普段じゃ考えられないような「暴言」を吐いてしまったり
まるで思考が誰かに操られているかのような状態です。
こうした本来のあなた自身を取り戻していくためにも、読書はとても効果的です。
テレビやSNSからのインプットから、「質の高い言葉」のインプットに変われば、水が透明になっていくように、あなたの思考も「クリア」になっていくからです。
そして、今まで知らなかった知識や知恵を知ることで、良いアイデアや新しい視点に触れて、
その結果、心が広がり、新たなチャンスや可能性を手に入れることができます。
また、自分の意外な一面を発見し、理解するプロセスも、読書によって大きく促進されます。
できる範囲で読書の頻度を増やしていくと、今までより想像力や創造的思考力が向上しているため、現実を変えていけるようになるのです。
このように、言葉が思考を変え、思考が行動を変え、行動が習慣を変え、やがてあなたの人生が変わる可能性を持っています。
時空を超えた偉人との出会い
読書は、偉人の生涯に触れる機会にもなります。
本を通じて、より多くの成功者や影響力のある人物に触れ、インスピレーションやモチベーションを得ることができます。
このような触れ合いは、成功や自己啓発の新しい道を切り開くのに役立ちます。
さらに、他の成功者の失敗や過ちから学ぶことで、自分自身がそれを避けることができるようになることにも役立ちます。
聖書や仏教、イスラム教、ユダヤ教など、数多くの宗教の教えが、本に残っていることで、生きるための知恵を現代の私たちが受け取ることができるのです。
これは何も宗教だけではなく、科学でも生物学でも天文学でも、さまざまな学問でも同じことが言えます。
過去の偉人の積み重ねの上があるからこそ、わたしたちの今の生活が成り立っているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、読書があなたの人生に、大いに前向きで有益な効果をもたらすことを、お伝えしてまいりました。
ストレスの軽減から、語彙の増加、より創造的な思考への刺激まで、読書のプラスの効果は明らかです。
また、故事やことわざにも、その知恵がたくさん込められています。
その一つを記事にまとめましたので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
↓↓↓
「塞翁が馬」から学ぶ幸せに軽やかに生きていくための人生の本質
今度、スマホを持ったり、テレビをつけたりしようと思ったときには、横になっている本を1冊取り出してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。