あなたが心の底から幸せを感じれる時とは、どんな時ですか?
思い通りにことが運んだり、大金が舞い込んできたり、好きな人と付き合えたり、もちろんこういう時は、嬉しいと感じるものです。
ですがもし、思い通りの人生のはずなのに、仕事で成功したのに、なぜか「虚しい」と感じたり、もやもやした気持ちを抱いていないでしょうか?
それはもしかしたら、きちんと今ある幸せを「受け取れていない」のかも知れません。
受け取れていない人の多くは、自分のことを大切にできていません。
また、あなたにとっての「幸せ」とはなんなのかが、ぼやーっとしているために、きちんと受け取れないのかも知れません。
今回の記事を読み進めていくことで、「幸せとは何か?」ということ、そして「幸せ」を素直に受け取れるようになる方法がわかります。
それでは早速、進めていきましょう。
目次
幸せは相対的なものと絶対的なものの2種類がある
幸せをあえて数字で表している「世界幸福度ランキング」というものがあります。
この調査(2022年)よると、日本は「54位」でした。
1位や2位は北欧地域の国たちです。
1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 アイスランド
4位 スイス
5位 オランダ
このようにヨーロッパの国々や北欧の国がランキングの上位になっています。
これらの国の多くは、個人の幸せを大切にしていますし、子供たちが受ける教育にも、違いがあります。
それは一人ひとりの子供の成長スピードや、興味に合わせて、学校が教えていて、テストのない国もあるほどです。
ヨーロッパや北欧の国では、それぞれの主義や主張を尊重して自分も大切にするし、相手も大切にする文化があるのです。
例えば、同性間での結婚が合法的に認められているのもその一部だと思います。「これが私なんだ」と自信を持って生きられる「絶対的な幸せ」がそこにはあると言えるでしょう。
それと比べ日本は、いつもテストで誰か他人と競争させます。
点数が良くて、スポーツもできる、先生の言うことをよく聴く「いい子」が評価されるのです。
その子が何に興味があって、どんな性格なのかは一切関係ありません。
音楽が得意で興味を持っている子でも、算数ができなければ「できるようになれ!」とやりたくもないことをさせられるのです。
これでは、いつもダメ出しされて「怯えて」いる状態です。
いつも努力や根性でがんばらなければいけません。
また、日本では特に「和」を重んじる国だから、自分の主張はせず抑えて、周りを優先するからこそ、常に他人を意識してしまうんです。
これを「相対的幸福」と呼びます。
昭和や平成の時代では、努力根性でなんとかなってきましたのをが、もう時代は令和です。
相対的幸福の中で、本当にあなた自身は存在しているのでしょうか?
これから生きる私たちは、個々にに合わせて「絶対的な幸せ」を目指すべき時期だと感じます。
では、誰かと競争したり、比べたりせずに、この「絶対的な幸せ」を手にするにはどうすればいいのでしょうか?
それはまず、「今ある幸せを、ただ受け取ること」なのです。
幸せはただ「受け取るだけ」でいい
もし人生を一本の折れ線グラフで表すとしたら、あなたならどのような図になるでしょうか?
きっと潮の満ち引きがあるように、上にもいったり、時に下にもいったり、上下に動き続けていると思います。
私たちはずっと不幸でいることはないですし、不幸であり続ける必要もないということでもあります。
まるでコインの裏と表のように、揺れ動いているのです。
少しこの画面から目を離し、あなたの周りのものや起きることを「観察」してみましょう。
・空が今日も青いこと
・頬を風が撫でるように優しく吹き抜けていくこと
・この心臓が今日も鼓動を刻んでいること
静かに観察してみると、実はただ生きているだけで、私たちは多くの恩恵を受け取っているのです。
これが「受け取る」ということなのです。
決して誰かと比べることではなく、今自分が感じているこの「感覚」がとても大切になってきます。
このようにまずは今あるものを「受け取って」みましょう。
それでも過去のことを後悔したり、未来は悪いことしか起きないんじゃないかと不安や心配が消えない人は、実は今まで自分自身を雑に扱ってきてしまったからかも知れません。
次にこのことについてお伝えしていきます。
幸せを受け取れないのは今まで自分を犠牲にしてきたから
本当にあなたが感じている「感情」や「身体の痛み」や「魂の声」を、誤魔化さずに素直に聴いてみましょう。
・本当は身体がキツいのに、残業や休日出勤して頑張ること
・本当は行きたくないのに、上司の愚痴を聞くためだけの飲み会に参加すること
・モラハラやパワハラの家族に耐えて、家族のために睡眠時間を削って頑張ること
このようなこと自分にさせず、自分に徹底的に寄り添うのです。
仮にあなたの大切な人が、同じような状況だったら、どういうふうに声をかけますか?
「そんなに無理しなくていいよ、もう休んでもいいよ」
そんな風に思うのではないでしょうか?
あなた自身が傷だらけのあなたを迎えにいき、今度こそ優しく扱って抱きしめてあげてください。
それでも自分を大切に扱うなんて、どうやったらいいのか分からないし、ものすごく抵抗がある、という方は、自分を大切に扱う前ための「3つの心がけ」をお伝えしていきます。
自分を大切に扱う前に必要な3つのこと
①これからは何があっても自分の味方でいること
まず一番は、自分を幸せにすると「決心」することがとても大切です。
途中で諦めそうになっても、その瞬間からまた決心をし直していくのです。
周りのために頑張ることに慣れているあなたのことだから、ついつい、自分をまた疎かにしてしまう時もあるでしょう。
でも大丈夫です。その瞬間から決め直していく。それをどんどんと繰り返していくんです。
コツコツが何より大切です。人が変わるのに90日間かかると言われています。諦めず続けていきましょう。
②他人と比べるのを手放すこと
しつこいようですが、他人と比べた瞬間に、自分を置き去りにしています。そうして自分にダメ出しをして、自分を雑に扱ってしまします。
もちろん、時に比べてしまう時もあるでしょう。
ですが、その瞬間の自分も許して労って、次には他人と比べる癖を手放していく
それをコツコツを繰り返していきましょう。
③「今」この瞬間に意識を傾けること
自分を大切にできない時って、過去を思い悩んだり、未来を不安に思っていたりと、意識があっちにもこっちにも向いています。
まるで「今の自分」を置き去りにしてしまっているようなそんな感覚です。
そんな時は是非、今のこの瞬間に意識を向けてあげましょう。
そうすることで、本当の自分自身と繋がることができます。
次は、そんなワークをいくつかお伝えしていきます。
自分を大切に扱うための3つワーク
①マインドフルネス瞑想を行う
「今ここあるがまま」の状態を作ることができると、まさに過去の後悔や未来の不安を手放すことができます。
これと真逆なのが「気が回りに散っている」という状況です。
気が回りに散っていると、自分と周りを比べ始たり、自分を責める材料を探し始めます。
今ある幸せを受け取る隙間がなくなってしまいます。
人生を作り上げるエネルギーも漏れてしまうので、まずは「今ここあるがまま」を感じる必要があります。
様々な方法があるようですが、ここではただ1つ、「自分の呼吸を見つめる」ことをしてみましょう。
やり方
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椅子に深く腰掛けて、肩幅に軽く足を広げ、手のひらは上に向けて軽く膝に乗せます
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軽く目を瞑り、鼻からゆっくり時間をかけ息を肺に取り入れます
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ある程度息を吸ったら、口からゆっくり時間をかけて息を吐いていきます
-
これを繰り返していきます
ただここで呼吸している自分、心臓が鼓動を刻んでいる自分、ただここに存在している自分を見つめていきます。
時間は1分でも5分でも10分でも大丈夫です。
もしかしたら呼吸をしながら、頭の中で色々な会話が聞こえてくると思います。
「今日の夕食は何にしようかな?」
「あれ!?そういえば、あの資料提出したっけ?」
「これってやっていて意味があるのかな?」
このような会話が聞こえてきてそれに気がついたら、すぐさま呼吸に意識を戻しこのまま続けます。
そしてまた同じように頭の中から会話が聞こえてきたら、同じように呼吸に意識を戻します。
できたかできなかったではなく、少しずつ「今ここあるがまま」を実感できるようになります
少しずつコツコツと続けていくんです。そうするとふとある時に「あ、なんだか今幸せだな」と幸せを受け取ることができるようになります。
たとえできない日があってもいいんです。気がついたらまたそこから始めていく。
それだけでいいんです。自分を大切にする行動を続けていきましょう。
②心理学の論理療法ABC理論を生活に取り入れる
臨床心理学者のアルバート・エリス氏は患者さんと向き合う時、人にはある「思い込み」があると気が付きました。
それぞれ世界を「どうみているのか?」によって感じ方が変わってくるというものです。
それを「信念」と呼びます。
この「信念」をネガティブな方向ではなく、プラスの方向に捉え直していくセラピーが「ABC理論」です。
例えば、ある人はこのような「信念」を持っているとします。
Before
A(出来事)
あの人から睨まれた
↓
B(信念)
私は人から嫌われて当然だ
↓
C(結果)
だから私はあの人から嫌われている
この時「B(信念)→私は人から嫌われて当然だ」という認識を客観的に見て捉え直していくんです。
捉え直す
私は本当に嫌われて当然なのか?
↓
全世界中は70億人いるが、全ての人から嫌われているのか?
↓
統計を取ったわけではないから実際はありえない
↓
そういえばあの人はいつもメガネをかけているのに今日は裸眼だな
↓
もしかしたら、視界がぼやけてしまったため目を細めたのかな?
↓
ということは、私の方を見た時は、私自体を認識していないのでは?
このように「信念」が変わったところで、もう一度現実をみてみましょう。
After
A(出来事)
あの人から睨まれた
↓
D(反論・捉え直す)
今日はメガネかけないから目を細めているだけかな?
↓
E(効果)
なんか困ったことがあったら助けてあげよう
こんな感じです。
長々となりましたが、私たちは生まれてから今現在まで相当数の「B(信念)」を持っていると言われています。
これを客観的に捉え直すことで、日常で起きる嫌なことが、実はそうじゃなかったと気がつくことができます。
何より、他人を優先して自分を疎かにしている人は、そうしてしまう「B(信念)」が必ずあると言えるでしょう。
あまり難しく考えず、気軽にこの「ABC理論」を使って自分を見つめ直してみてください。
そして自分を大切にする「信念」を取り戻していきましょう。
③言葉の波動の力を借りる
最後に、言葉の波動の力を借りて、自分を大切にすることができます。
ネガティブな感情に呑まれそうになったら「ありがとう」と繰り返し口にしてみましょう。
マイナスエネルギーをプラスのエネルギーで打ち消すような感覚です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
↓↓↓
言葉の波動で人生を好転させる方法
全部をすぐに取り入れるのではなく、焦らず少しずつコツコと実践してみましょう。何事も今この瞬間からできることからスタートです。
まとめ
さて今日は、幸せを受け取るために、自分を大切にすることの必要性と、その方法をお届けしてきました。
実際のワークはすぐに効果が出るものではないです。
残念ですが、人が変わるのには90日間かかると言われているので、コツコツ続けていくことが何より大切です。
是非この瞬間から、意識を自分に向けて、あなただけの幸せを存分に受け取っていきましょう。
そのために、こちらの記事も参考になりますので、ぜひご覧になってみてください。
↓↓↓
他人を理解するよりも自分自身を大切にするための"マイ取扱説明書"を持とう
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。