継続は力なり
この言葉を聞いて、あなたはどんなことを思いますか?
何だか嫌な感じがする人もいるかも知れません。
例えば、目標で決めた資格試験や、習い事などを途中で諦めてしまって、中々続かなかったり、その度に、自分はダメな人間だ、自分は成功できない人間だ、と自分を責めていないでしょうか?
確かに継続は人生を積み上げていくのに必要な力ですが、多くの人はなぜ諦めてしまうのでしょうか?それは、やる気や根性だけで頑張ろうとしてしまっているからなのです。
初めのうちはそういうのは大切ですが、モチベーションを高めるだけでは、続けることは難しいのです。
では、自分の人生をより良くしていくために、どうやって物事を継続すればいいのでしょうか?それは、継続のための"あること"を理解するのが大切なのです。
今回の記事ではその"あること"を4つお伝えしていきます。読み進めていくうちに、継続する力をぐーんと高めるヒントを学ぶことができます。
少しずつで大丈夫ですので、日々の生活にぜひ取り入れていきましょう。
それでは早速まいりましょう。
継続を邪魔する行動や考えを手放す
継続することは、まるで車の運転に例えられます。やる気やモチベーションのせいではありません。アクセルが人生を進めるための行動や考え方、ブレーキがそれを止める行動や考え方です。
何かを始める前に、まず、このブレーキが自分自身にかかっていないかどうか、理解するのが大切です。そうしないと、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだからです。そして、知らぬ間にブレーキの方が強くなって、やっぱりやーめた!となってしまいます。
あなたがすることはこの「ブレーキから足を離すだけ」なのです。
それだけで、スムーズに継続することができます。このブレーキになる行動や考え方は、「悪い習慣」とも言えるでしょう。代表的なものはこういったものです。
〜悪い習慣〜
・どうせ無理と考える
・愚痴や悪口ばかり言う
・他人のせいばかりする
こういったものです。
これに加えて、例えばあなたが、100万円貯金の目標をしたとします。この場合、仕事帰りに毎回コンビニへ寄ることは悪い習慣になります。
また、何か資格取得の目標をしたとします。何もせず、帰ってすぐテレビをみたり、友達から飲みの誘いがあってそれにいってしまったりすることは、悪い習慣になります。
あなたが目指す未来のために、何が悪い習慣になっているのか、一日の行動を振り返ってみましょう。また、あなたの理想を生きている人は、どんな風にそこまで行けたのか、その人の行動や考え方を調べてみるのもいいでしょう。
何か達成したいことがあれば、継続を止めてしまうこうしたブレーキを今ここから離してみましょう。
成長曲線は一定ではないことを理解する
私たちの成長は、一定で積み重なっていくわけではありません。英語の勉強で例えてみましょう。
今日、英単語を100個覚えたとしても、翌日には30個くらいしか覚えていません。これは、エビングハウスの忘却曲線が関係しています。要するに、どんなに積み重ねていっても、新しいことは簡単には身につかないということです。
ですがここで、忘れた単語を何度も何度も学ぶうちに、忘れることがなくなって、ずっと覚えていられるようになります。これこそ、継続する力のおかげです。
リスニングに関しても同じことが言えます。初めのうちは、英語が呪文のように聞こえて、全く内容が理解できません。翌日も1週間後も、もしかしたら1ヶ月経っても中々聞き取れるようにならないかも知れません。
ですが、諦めず続けていくと、あるとき、ぐーんと聞き取れるようになる瞬間が訪れます。これをティッピングポイントと呼びます。
次の図をご覧ください。
初めのうちは、ゆっくりとしか成長が進みません。ですが、まるで地面の中に眠る花の種のように、芽が出てくる準備をしているんです。何度も何度も続けていくと、ティッピングポイントが訪れ、そこからは劇的に成長が加速していきます。
このポイントまでくるのが苦しいのです。この前に諦めてしまう人が多いのです。ですので、これを知ったあなたは、続けていけば、このポイント訪れると信じて、行動を続けていくんです。人生を積み上げていく人はこういったことも理解しています。あなたにもできます。大丈夫です。
10,000時間の法則を理解する
何か物事を身につけるにはこれくらいの時間がかかるという法則です。具体的にどれくらいの期間になるかというと、まずは下記の図のをご覧ください。
一日にかける時間 | 達成期間 |
---|---|
1時間 | 約27.4年 |
2時間 | 約13.7年 |
3時間 | 約9.1年 |
4時間 | 約6.8年 |
8時間 | 約3.4年 |
12時間 | 約2.3年 |
この図のように一日にどれだけ、その物事を継続できるかで、達成するまでの期間が変わります。8時間で約3.4年とあるので、「石の上にも三年」という言葉もあながち間違いではなさそうですね。
もちろん、平日や休日でその物事にかけられる時間も違うともうので、大体10年前後かけると意識するといいでしょう。ちなみに、これはプロとか一流を目指す場合の数字ですので、セミプロやそこそこを目指すのなら、そこまで期間をかける必要もないと思います。
ただここで間違えてはいけないのは、早く達成することが良いとか、悪いとかはない、ということです。どうしても普通や常識で考えたら、早く上達したり達成するのがいいと考えてしまいます。ですが、誰かと比べる必要はないのです。
焦ってしまっても、いいことはありません。変に力が入ったり、余計に自分を傷つけてしまいます。せっかく楽しんで続けられることも、続けられなくなってしまいます。そんな時は、まずは深呼吸して自分を落ち着かせてください。
どうしても焦り癖がある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
↓↓↓
【なぜかいつも焦ってしまう人が毎日を軽やかに生きる方法】
毎日できることから少しずつ始める
継続する人は、毎日ちょっとしたことを繰り返し行なっています。そしてそれをしないと、何だか気持ち悪いと感じるくらい、習慣化できているのです。そこで、大切なのはまず「1秒でできること」を生活の中に取り入れるのです。
例えば、
・パソコンのスイッチを入れる
・単語帳を机に出す
・参考書に触る
などほんのちょっとしたことをするんです。初めはそれでOKです。とにかく大切なのは、誰かと比べるのではなく、昨日の自分と比べて少しでも行動して、進化していくことが大切です。
え?こんなちょっとしたことでいいの?と不安に思うかも知れませんが、これで良いんです。この行動の積み重ねが、あなたの継続する力を育てて、やがてあなたの理想の人生に積み上げていくことになるんです。どうか、今できることからチャレンジしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、継続の力を積み重ねていくことをお伝えしました。
これを書いている私自身、そもそも継続が大の苦手でした。そして、何百回と自分にダメ出しして責めていました。ですが、この記事のことを学んで行動することで、自分のペースで続けていくことができるようになりました。ぜひあなたも日々の生活の中に取り入れてみてください。
また、人が変わっていくのに理想の自分をイメージして、その「周波数」で生きていく必要もあります。日々の積み重ねとプラスして、こうした目に見えない力を意識することも大切です。これは、よく引き寄せの法則と言われているのものです。
ですが、この引き寄せの法則には、注意点もありますので、それに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
↓↓↓
【引き寄せの法則の「落とし穴」に気づき人生を加速させる方法】
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。