なんだか最近、朝起きても身体が重くて、好きだった趣味やスポーツも、楽しめなくなってきたと、感じることはありませんか?
そんな自分を奮い立たせるように、栄養ドリンクや濃い目のブラックコーヒーを無理やりグイッと飲み干して
なんとか仕事や家族、周りのために、頑張りすぎていませんか?
もし、今そう感じているのでしたら、それは、
これまでのあなた自身の人生をゆっくり振り返るチャンスなのです。
なぜなら、やる気が中々出ない時は、「自分軸」から外れてしまって「他人軸」で生きているサインだからです。
「他人軸」の人生を歩んでいると、どんどんストレスが溜まり、身体も心も悲鳴をあげていることにも気が付かなくなります。
そうなる前に、今回はまず、やる気が出なくなってしまった原因を探って、あなたが自分を振り返り、次に進むためのヒントをお伝えしていきます。
目次
調子が出ない自分は「悪い」という思考を捨てる
まずはじめにお伝えしたいことは、やる気が出ない自分にダメ出しをして責めていませんか?ということです。
もし、そんな自分を責めてしまっているのでしたら、今すぐに責めることをやめ、自分に寄り添い大切にしましょう。
誰にだって調子がいいときもイマイチな時もあります。
潮がずっと満ちたり、月がずっと満月ではないのと同じように、この世界に起きていることにも「リズム」が存在しています。
私たちは機械やAIみたいな万能なロボットではありません。
現代社会の中で生きていると、ついついこのことを忘れてしまうものです。
特に、会社組織にいると、いつでも成果や結果を求められ、そのストレスは計り知れないものがあります。
仮にもし、あなたの大切な人が今のあなたのように、本当は苦しんでいるのに「大丈夫」ばっかり言って、無理していたらどう思いますか?
どんな風にその人に声をかけるのでしょうか?
あなたは誰かにとっての大切な人であり、同時にあなた自身はこの世界でたった一人の大切な存在なんです。
今あなたがやるべきことは、自分を追い込む癖を捨て、自分自身を大切にすることです。
自分を縛りつける「価値観」や「役割」を捨てる
私たちは小さい頃から、学校や親や周りの友人から、いろんな価値観を植え付けられます。
- 人の迷惑になってはいけない
- 他人のために頑張ることは良いこと
- 人に頼らず自分で頑張る
- 時間は必ず守らなければいけない
など、社会で生きていくために、たくさんの常識や価値観を教わります。
また、人は自分を「役割」で自分を縛り付けていきます。
- 親として〇〇するべき
- 子供として〇〇するべき
- 上司として、部下として〇〇するべき
こういった役割で自分を当てはめることも、あなたを縛り付けるものの一つです。
こういった考えや思考に、縛られて行き過ぎていませんか?
本当は疲れているのに、周りのためにと、自分に鞭打って頑張ってしまうからです。
もちろん、社会生活で生きている私たちにとって、こういった考えも必要になってきます。
ですが今一度、振り返ってみてください。
子供の頃のあなたは、ただ「〜したい」という思いで行動していませんでしたか?
自由に外に遊びに行ったり、友達と知らない街までどこまでも自転車で行ったり、泥だらけになったりして、自由に考えて行動できていたはずです。
自分の身体と心に従って、ただワクワクして過ごしていたはずです。
もちろん、決して会社を辞めろ!と言いたいわけではありませんし、親を捨てろ!子供を捨てろ!と言っているわけでもありません。
このように、あなたが日々、やる気を失い続けている時に、その原因を考えていくことはとても大切だからです。
あなたの中にある、常識や価値観、役割の中で、
自分にとって「それは本当に必要なものなのか?」という疑問を持つことが大切です。
あなたの中に、どれくらいあなたを縛るものがあるでしょうか?
他人と自分を比べることにエネルギーを注ぐのを止める
これも小さい時から植え付けられたものです。
私たちは「常に他人と競争する」ように仕向けられているのです。
良い学校に入学する、高級品を身につける、良い会社に就職する、出世する、全部が、誰かと「競争」することで手に入れるものです。
決してそれが全て悪いことではありませんが、この「競争」の価値観に染まっている間は、あなたは幸せを感じることができません。
なぜなら、いくらあなたが10億円の資産を築こうと、その上の100億以上の資産を持っている人がいますし、
いくら高級車のロースロイスを買えたとしても、今度は持っている台数を競うようにもなります。
要するに、あなたがいくら頑張って努力根性で勝ち取ったとしても、上には上がいるからです。
あいつより良い成績を取りたい、出世したい、良いものを持ちたい、という価値観を手放した先に
あなたは本当の自分でいることに「安心感」を感じることができるようになります。
そして、本当の意味で生きる意味が発見でき、やる気も自然と湧いてきます。
詳しくはこちらの記事でお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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時には回復することだけにエネルギーを注ぐ
もし朝が起きられないくらいやる気がなくなってしまったり、食べ物が食べれなくらい体力が落ちてしまっているのなら
一刻も早く、回復させることにエネルギーを注ぎましょう。
場合によっては、休職や退職をして、環境を整えることも必要になるでしょう。
とにかく休むことが大切です。
動けないレベルまできてしまったら、もうやる気を出すとか出さないとかのレベルではありません。
まさに緊急事態です。
ここでもう一度思い出していきましょう。
もしかしたらあなたは、休むことに抵抗があったり、転職することを悪いと思っていませんか?
また、今の環境で頑張れなくて、やる気がない自分は、「弱い人」「ダメな人」と勝手に思い込んでいませんか?
そういう「常識」や「役割」など、周りの目であなたをこれ以上苦しめないでください。
今は昭和ではなく、平成でもなく、すでに「令和時代」なんです。
あなたに犠牲をさせてまで、努力を無理矢理押し付ける人たち、環境や価値観を、いますぐにでも手放していきましょう。
人の世に道は一つということはない道は百も千も万もある
坂本龍馬
まとめ
やる気が出なくなってしまった時こそ、今までの自分の生き方を振り返るチャンスです。
もし今が辛い状況なら、まずは自分を癒すことに集中していきましょう。
今起きていることは決して悪いことではなく、長い人生の中ではあの時があったから今がある、そう思える日が必ずきます。
場合によっては1年2年とゆっくりする時間も必要でしょう。これを糧にして自分だけの人生を歩くチャンスに変えていきましょう。
また、環境は私たちにたくさんの影響を与えています。
環境自体を変えることでも、やる気が出てくる場合もあることを覚えておいてください。
詳しくはこちらの記事でまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。