今回は、メンタルヘルスを改善する方法についてお伝えいたします。
メンタルヘルスは私たちの生活にとって、身体の健康と同じくらい重要な要素です。
それは、私たちの思考や感情、行動に影響を与え、私たちの全体的な幸福感に大きな影響を与えます。
この記事では、メンタルに強く、弱い人々の違いや、人々がどうしてメンタルに弱くなるのか、そして最も重要なことにフォーカスして
自分のメンタルヘルスを改善し、弱い状態から抜け出す方法を探ります。
この記事を読んで、幸せで充実した生活を送る手助けとなれば幸いです。
目次
メンタルが強い人と弱い人の違い
あなたは、なぜある人は逆境に負けず、強い精神力を持っているのに、他の人はストレスに押し潰されるのかが気になったことがありますか?
強いメンタルを持つ人と弱いメンタルを持つ人の違いは、人生の困難に対処する能力にあります。
強いメンタルを持つ人は、人生に対して前向きな考え方を持ち、感情的に強く、ストレスや逆境に対処でき、折れずに乗り越えることができます。
一方、弱いメンタルを持つ人は、すぐに目の前のことに圧倒され、ストレスに対処するのが苦手で、しばしば不安やうつ病に苦しむことがあります。
もちろん。最も強靭なメンタルを持っている人でも、時にはメンタルヘルスに苦しむことがあります。
ただし、強いメンタルを持つ人は、ストレスに対して効果的に管理するためのツールやリソースを持っていることが多いのです。
人々がメンタル的に弱くなる理由
メンタル的な弱さは、様々な要因によって引き起こされることがあります。
愛する人を亡くす、離婚する、または大きな病気にかかるなどのトラウマ的な出来事は、メンタルヘルスに大きな影響を与える可能性があります。
また、その人にとって高いストレスの職場、経済的な問題、または人間関係の問題など
ずっとストレスがかかっている場合は、たとえ小さなストレスの積み重ねであっても、時間の経過とともにメンタルヘルスに悪影響を与えることがあります。
こういった外側の原因に加えて、内面の原因も様々に関わってきます。
例えば、自己否定的な話し方、自己評価の低さ、そして、お酒やタバコ、ギャンブルなど、健康的でない対処方法なども原因の一つです。
こうした内部要因も、人がメンタルが弱くなる原因につながることがあります。
自分に対していつも厳しすぎて、他人からは認められているのに、自分は十分に良くないと信じている人は、メンタルヘルスの問題に苦しむ可能性が高くなります。
これは、「インポスター症候群」とも呼ばれています。
自分自身が実際には自分の持っている能力や知識に見合う以上の成功を収めた場合でも、自分が詐欺師であると感じてしまう心理状態のことを指します。
つまり、周囲からの成功や評価を実感できず、自分自身が偽物であると感じることで、自己劣等感や不安を抱く傾向があります。
この症候群は、多くの場合、成功や実績がある人物にも見られます。
自分自身に対する認識が、極度に歪んでしまっているのです。
さらに、遺伝子と脳化学物質もメンタルヘルスに影響を与えることがあります。
遺伝的な構成により、メンタルヘルスの問題により傾向がある人もいれば、セロトニンやドーパミンなどの脳内化学物質の不均衡がうつ病や不安につながることがある人もいます。
このように、これといって原因は一つには絞れません。
いろんな要因が絡まって、メンタルの弱さが「症状」として現れてくるのです。
ですので、今メンタルが強いという人でも、時と場合によっては弱くもなるのです。
結果、誰でも陥ってしまう可能性があることを覚えておいてください。
もし、そのような状態に陥ってしまった場合は、次のような方法を少しずつ生活に取り入れていきましょう。
弱いメンタル状態から抜け出す方法
人は弱い状態が続くと、視野がとても狭くなってしまい、一生問題が解決できないのではないか?と必要以上に不安になってしまいます。
もしメンタルヘルスの問題で苦しんでいる場合は、改善のための方法があることをまずは知ってください。
以下は、メンタルヘルスを改善し、弱いメンタル状態から抜け出すための「9つ」のヒントをお伝えいたします。
①専門家の助けを求める
メンタルヘルスを改善する最初のステップは、専門家の助けを求めることです。
心理療法士、心理学者、または精神科医を訪ね、効果的にメンタルヘルスを管理するためのツールやリソースを提供してもらうことが含まれます。
助けを求めることは、弱さのしるしではなく、むしろ強さのしるしであることを覚えておくことが重要です。
あなたは一人ではありません。
②サポートシステムを築く
サポートシステムを持つことは、精神的な健康にとって重要です。
これには、友達、家族、またはサポートグループが含まれます。話すことができ、感情的なサポートを頼ることができる人々を身近に置いておくことが重要です。
③ネガティブな認識を書き換える
ネガティブな自己否定は、精神的な健康に悪影響を与えることがあります。
こうした思考を書き換えて、肯定的なアファメーションに置き換えることが重要です。
例えば、「自分は十分ではない」と考えている場合、「自分には能力があり、強い人間だ」と置き換えてみてください。
⑤マインドフルネスを実践する
マインドフルネスとは、「今この瞬間」に集中し、自分の思考や感情を判断せずに受け入れることを意味します。
これにより、ストレスや不安を軽減し、総合的なメンタルヘルスを改善することができます。
マインドフルネスを実践するには、瞑想やヨガ、深呼吸を数回して、今この瞬間に集中することができます。
特に、「自分の呼吸に意識を集中する」のです。
ただ、息を吸って吐く、これを「観察していく」ことで、余計なネガティブな思考がすーっと静まってくるのです。
⑤身体を動かしたり、食事に気をつける
心と身体はつながっています。
メンタルが弱くなってきた時は、身体をあえて動かしてみることで、心に良い影響を与えることができます。
特に散歩やジョギングなど、一定の運動をすることで、脳内に幸せホルモンの「セロトニン」が出やすくなります。
また、食事に関しても、ジャンクフードばかり食べるのではなく、身体に優しいものを取り入れることで、身体中の細胞が蘇ってきます。
そうすることで、感情をポジティブで生産的なものに変えるのに役立ちます。
⑥目標を設定する
何か目標を設定することで、目的や方向性を持つことができ、メンタルヘルスを改善することができます。
自分の価値観や興味に合わせ、達成可能な目標を設定することが大切です。
これにより、自信がつき、総合的な人生の幸福感が向上するでしょう。
もちろん、いきなり高い目標ではなく、週に2回は公園に散歩しにいく、筋トレをする、など、「小さな目標」から始めることが大切です。
⑦日々、感謝をして生きる
感謝をすることは、人生でありがたいと思うことに焦点を合わせることを意味します。
これによって、ネガティブな考えや感情からポジティブなものに注意を向けることができます。
感謝日記をつけるか、毎日数分間、どんなに小さなことにも感謝することを考えてみてください。
⑨自然の多いところに出かける
自然に身を置くことは、メンタルヘルスに良い影響を与えます。
公園で散歩したり、山にハイキングしたりすることで、ストレスが減り、気分が良くなることがあります。
特に、海は浄化作用が働き、あなたの心身をとことん癒してくれます。
何をするわけでもなく、ただ風を感じ、陽の光を浴びて、ぼーっと何もせず過ごすだけでいいのです。
毎日、数分間でもできることをコツコツ積み重ねていきましょう。
⑨人生に休息の時期を与える
一日中休憩をとり、心をリフレッシュすることは重要です。
短い散歩をする、深呼吸をする、仕事から離れて数分間休むなど、方法は様々です。
休憩をとることで、ストレスが減り、集中力と生産性が向上することがあります。
また、これは一日の中だけではなく、あなたの人生においても、休息の時期をとることも大切です。
多くの人が、学校教育のことで、次から次へとやること、するべきことで溢れかえってしまっています。
そうしていくうちに、何が自分にとって本当に大切なことで、どんなことを魂は望んでいるのか?ということにフォーカスできないでいるからです。
動けなくなるくらい辛い状態なら、そこから離れたっていいのです。
会社を辞めて次が何も決まっていない時期、というのも大切なのです。
日本にはまだまだ調べると、失業手当や傷病手当など、働けない状況の時のための手当が充実しています。
人からなんと言われていもいいのです。
あなたの人生です。
そうして、しっかりと次に備えて体力を充電することも大切です。
ぜひ、あなたの日々の中に、ぼーっとする時間を与えて、さらに、人生のある時期にも、そういう時間を与えていきましょう。
まとめ
メンタルの健康を改善するには、常識で言われるひたすら頑張るなどの努力や献身を手放すことが必要です。
むしろ、自分自身に向き合い、これからどうやって生きていきたいのか?という内側の声に耳を傾けていきましょう。
今回お伝えしたこれらを日常生活に取り入れることで、精神の健康を改善し、より幸せで充実した生活を送ることができます。
また、他人と自分を比べる必要は全くありません。
あなた自身の「歌」を歌うためにも、その思考を手放しましょう。
そのことについてまとめた記事がありますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
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あなたは一人ではありません。常に改善の可能性があることを覚えておいてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。