別に疲れてる訳ではないけれど、気持ちがモヤモヤしたり、急にやる気が出なくなってしまうことが、多くなっていないでしょうか?
それはもしかしたら、未完了の出来事が影響しているのかも知れません。
それはまさに「夏休みの宿題」がまだ終わっていないような、どよーんとした感情に近いものがあります。
大人になった私たちにも、例えば、役所の手続き、請求書の支払い、頼まれていた約束事、など、ついつい後回しにしてしまうことがあると思います。
これらが溜まりに溜まっていくと、私たちの脳や心に、たくさんの負担をかけてしまうのです。
今回の記事を読み進めていくことで、そんな未完了のものを終わらせて、毎日を軽やかに生きる方法が手に入ります。
ぜひ、自分の生活を振り返りながら、読み進めてみてください。
それでは早速、まいりましょう。
目次
あなたのやる気をすり減らす「エメットの法則」とは?
エメットの法則とは、仕事を先延ばしにすればするほど、それを片付けるのに倍のエネルギーと時間を必要になる、という法則です。
このエメットの法則に陥れば陥るほど、私たちのやる気を奪ったり、何もしていないのに疲れた状態を作ります。
表面上では気にしていないと思っても、無意識では、終わっていないことに対して、脳や心がエネルギーを向け続けているからです。
まるで、パソコンのデスクトップに、たくさんファイルが散らかっているような状態とも言えます。
そして、ますますどこから手をつけて良いのかわからなくなり、それらを考えるだけで、気持ちが萎えてしまいます。
また、人によっては、できない自分にダメ出しをして勝手に一人で「自己嫌悪」に陥ってしまう人もいます。
このように、「未完了」のものをほったらかしにすることは、私たちが生きていく上で、ボディーブローのようにあなたをすり減らしていくのです。
それでは、この状態から抜け出していくためには、どうしたら良いのでしょうか?
残念ながら、瞬時に解決する魔法はありません...
ですが、以下のことをコツコツ続けていくことで、徐々に解決に向かいますのでご安心ください。
それでは早速、その解決方法をあげていきましょう。
「未完了」から抜け出すための4つのステップ
①やり残していることを全部リストアップする
やり残したことを頭の中だけで仕舞い込むと、何がどこまで終わっていて、終わっていないのか、余計のわからなくなります。
ちなみにこれは、「感情ラベリング」という心理学のテクニックにも通じています。
今感じていることを「言語化」することで、冷静に自分の感情に向き合うことができるようになるのです。
これと同じように、頭の中にある「未完了」のものを「言語化」することで、物事が整理されて冷静に対処することができるようになるのです。
ですので、一度ゆっくりと紙とペンを用意し、箇条書きでどんどん書いてリストアップしていきましょう。
②本当にやる必要のあるものなのか考える
①で言語化してくと、「あれ?これってやる必要ないよな〜」とか「自分でやらずに〇〇さんにお願いすればいいや〜」と冷静になってきます。
このリストアップした中で、本当に自分が取り掛かるべきことを、冷静に整理していきましょう。
案外、あなたがするべきことは、そんなに多くないかも知れません。
③すぐに取り掛かれそうなものから取り掛かる
②で自分がすべきことがリストアップできたら、超簡単なところからどんどん取り掛かりましょう。
面倒なことは今は後回しいで良いのです。とにかく「自分は今、未完了のものに取り組んでいる」という「感覚」が非常に大切になります。
例えば、アマゾンのログインパスワードがわからなくなったから、問い合わせボタンだけは押す、というように、小さなことで良いのです。
そして、終えたらチェックしていきましょう。
ここでも、頭の中だけで「完了」と思うのではなく、「メモすること」でより「完了できた」感覚を味わえて、気持ちもよりスッキリしてきます。
④時間がかかりそうなものは分割する
どうしても時間がかかりそうなものに関しては、それを分割して、小さな目標を作っていきましょう。
例えば、「〇〇検定で3級を取る!」というのが未完了リストにあったとします。
そしたらまず、「過去問を買う」や「先に試験を申し込む」、「以前買った参考書を5ページずつ毎日読む」など、小さく行動を分割するのです。
こうして少しずつコツコツと取り組んでいくことで、徐々に未完了から「完了」に変化してきます。
このように、4ステップを通じて、「未完了」のものを少しずつ減らして、毎日を軽やかに過ごせるようにしていきましょう。
最後に、今後こうした「未完了の山」に埋もれないようにしていくために、できることをお伝えしてまいります。
今後、未完了の山に埋もれないようにするためにできること
①何でも一人で抱え込まない
未完了なものが多い人は、誰かの頼み事を何度も引き受けるような、とても優しい性格の方が多いように感じます。
ですが、あなた一人だけが頑張れば解決するかというと、実際はそうではありません。
ますます、あなたが頑張るしかない状況になり、あなた自身が最後は燃え尽きてしまいます。
ですので、時には「断ること」も自分に言わせてあげましょう。
それで去っていく人は、本当にあなたを大切にしてくれる人ではありません。
また、一人で抱え込まず、この機会に誰かに「頼ること」も身につけていきましょう。
②マルチタスク化させない
いろんなことを同時進行で進める(マルチタスク)のは、私たちの脳に重大なダメージを与えると言われています。
生産性も下がってしまい、うつ病や精神的な病にかかりやすくもなると言われています。
ですので、これからは、目の前のことを一つ一つ取り組む「シングルタスク」に切り替えていきましょう。
目の前のことをやっている時は、他のことは一切考えない、目の前のことに「一点集中」をするようにしていきましょう。
③完璧主義を捨てる
どうせやっても自分は「完璧」にはできない、と思うと、人間挑戦すること、行動することが怖くなってしまいます。
その結果、一歩も動けずにどんどんん「未完了」なものが増えていってしまうのです。
100%を目指すのは素晴らしいことではありますが、「60%」「70%」でもいい!と気持ちを切り替えて、目の前のことに取り組んでいきましょう。
④「とりあえずやってみる精神」で小さく始める
そして最も大切なのは、この「とりあえずやってみる精神」なのです。
子供の頃の私たちは、興味のあることは何でも挑戦していたはずです。
ですが、大人になると「間違うこと」「人からどう見られるのか」という意識に囚われて、中々行動できなくなってしまいます。
そこで、失敗してもしなくても、とりあえずやってみよう!という気持ちで、取り組むことをしていきいましょう。
何もしない人や、行動する人をバカにする人より、一歩でも行動した人の方が価値があるのは当たり前です。
ぜひ、自信を取り戻して、とりあえず進めていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、未完了のものを完了させることについて、お伝えしてきました。
また、行動を効果的にするために、心理学での「プライミング効果」も合わせると、より行動しやすくなってきます。
そのことについては、こちらの記事でまとめましたので、ぜひご覧ください。
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"プライミング効果"で人生を変えていく習慣作りをする
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。