世の中には、いつも「何か足りない」「自分には何かが欠けている」と思いなが、苦しみの中を生きている人がいます。
一方、毎日が「あぁなんだか幸せだな〜」「ほっこりするな〜」と幸せに生きている人もいます。
同じ世界に生きているのに、この違いはどこからくるのでしょうか?
それは、「欠乏マインド」と「豊かさマインド」のどちらを持っているのか?というのが関係しています。
お金が10億円持っている人でも、「欠乏マインド」を持っていたら、その10億円がなくなるのがいつも不安で恐れています。
逆に一時的に借金10億円がある人でも、「豊かさマインド」を持っていたら、「自分ならなんとかしていける」と楽観的に現実を捉え、行動していくことができます。
そして、その借金を数年のうちに返済してしまうものです。
あなたは今、どちらのマインドを持っているのでしょうか?ちょっと読むのを止めて考えてみてください。
そして、もし欠乏マインド寄りだなと感じたら、この記事にその解決方法が隠されています。ぜひこのまま読み進めてみてください。
まずは、欠乏マインドを持っている人と、豊かさマインドを持っている人の違いについて、始めていきます。
それでは早速まいりましょう。
目次
欠乏マインドを持っている人の特徴
①自分や他人の"欠けているところ"に意識を向けている
私たちは、親や学校教育などで、自分の苦手なところ、できていないところをいつも「責められ」ます。
得意なところを伸ばさずに、苦手を克服すること、そして「平均点」を出すことを押しつけられます。
大人になっても、苦手を克服することは「良いこと」とされて、いつも「できていないところ(欠けているところ)」に意識を向けています。
一生懸命に努力をしているのに、なかなかできなくて、余計に自分にダメ出しをしていきます。
欠乏マインドを持っていると、世界は欠けたもの、満たされないもの、という感覚になるのです。
②ネガティブな言葉ばかりを発する
いつでも満たされない思いを抱えているので、その人の言葉も自然とネガティブなものに傾いています。
「お金がない」
「あいつが悪い」
「社会が悪い」
そんな風に、誰かのせいにして生きるようになります。そうするとますます発する波動も低くなるので、余計によくない状況を引き寄せてしまいます。
ですので、いつもネガティブな世界で生きるようになります。
③過去や未来に意識を縛られている
ネガティブな世界で生きていると、その現状に人は耐えられません。ですので、昔はよかったと懐かしんだり、まだ怒ってもいない未来を不安がったりします。
自分の不安をかき消すように、お酒やギャンブル、買い物依存と、何か自分を救ってくれるものや人に、依存するようになります。
そうして、自分自身のエネルギーがどんどん漏れてしまい、生きるエネルギーがなくなってきてしまいます。
④自分自身を諦めている
最後には、自分は現状を変えることが絶対できない、と思い込むようになります。自分自身を諦めてしまっている状態です。
自分を諦めているので、ますます自分の欠けたところに目がいき、ネガティブな言葉も増えます。
余計に良くない状況を引き寄せて、さらに苦しみが増していきます。
これらの負のサイクルに陥ってしまっている人が"欠乏マインド"を持っている人の特徴です。
豊かさマインドを持っている人の特徴
①自分や他人の"満たされているところ"に意識を向けている
それでは、"豊さマインド"を持っている人の特徴をみていきましょう。
まず、豊かさマインドを持っている人は、人生は、学校のテストとは違い、人生は正しい、間違っているいった正解なんてないと心から思っています。
「良いも悪いもない」
「どっちも大切な要素」
「得意なことを伸ばして誰かの役に立てればいい」
そう思っているのため、自分の欠けているところに、あえて目を向けません。その代わり、今自分にできることに意識を向けています。
そうすることで、誰かと競争をするのではなく、自分の人生にとって、本当に"大切なこと"に日々取り組むことができるのです。
②自然とポジティブな言葉が浮かんでくる
日々、自分ができることに意識を向けて、行動しているので、"自然体"で過ごすことになります。
誰とも競争することがないので、いつも心が穏やかです。その穏やかさのため、楽観的な思考になり、ポジティブな言葉がどんどん浮かんできます。
もちろん、人生ネガティブなことは誰でも訪れますが、それに対しても、「今」どう対処できるのか?と楽観的に対処できます。
高い波動を維持できるので、ますます良い状況を引き寄せることになのです。
③「今」に意識エネルギーを向け続けている
良い波動を発している時は、まさに「今」この瞬間に、意識を向けて行動しているのです。
他人と比べることもしないので、過去を懐かしんだり、未来に対して不安がったりしません。
これこそ、豊かさマインドを持っている人の最大の特徴です。
そうやって目の前の出来事に対処しているので、当然良い方向に人生が進んでいきます。
地味でもコツコツとできることを続けていくことで、気がついたら本人が思っている以上に、遠くまで人生を歩むことができるのです。
④自分や周りの人の"可能性"に目を向けている
自身が豊かさマインドを持って、実際に実体験としても人生を豊かに歩めたため、より自分に対しても楽観的に可能性に目を向けることができます。
それは自分自身に対してだけではなく、周りの人に対しても同じです。
困っている人がいれば、手助けできる心の広さや器を持っているため、その人の周りには、いつも安心感や豊かさで満ち足りています。
そしてより、"満たされているところ"に意識を向けることになります。
これらの光のサイクルに乗っている人が"豊かさマインド"を持っている人の特徴です。
それでは、仮にあなたが欠乏マインドを持っているとして、これを一生変えることはできないのでしょうか?
それはあり得ません。
何か問題が起きた時は、同時に"解決法"も用意されているからです。
その解決法が「今」に意識を取り戻すことなのです。
過去や未来の幻想から目覚めるには?
過去という意味の「past」の語源は、ラテン語で「passus(歩き去ったもの)」
未来という意味の「future」の語源は、ラテン語で「futurum(成れること)」
それぞれこういう意味があるそうです。
どちらも共通するのは、今目の前に存在していません。ただの幻想なのです。
過去の「歩き去ったもの」では、もうそれは過ぎ去ってしまい、"ない"のです。
未来の「成れる事」では、まだそれはまだ成っていなく、"存在していない"のです。
また、脳科学でも、過去や未来を思い受けべているときは、ただ"その時の記憶"を今"DVD動画のように再生"しているだけだそうです。
まるで、過去や未来という”DVD作品映画”を、今観ている状態なのです。
ということは、その映画を観ている間は、現実に何も変化を起こせません。
過去や未来はまさに幻想であって、あなたの人生を創造するためになんの役にも立ちません。まずはそのことに腹の底から気がつくことが大切です。
この幻想の映画再生を止めるには、まずは親や学校教育などで埋め込まれた"思考"を変えていくことが大切です。
それが、豊かさマインドを手に入れて、人生を創造していくための第一歩です。
すでに満たされていることを数えていく
例えば、上記の画像では「A」と「B」どちらの方が気になりますか?
多くの方は、「B」の方が気になると思うはずです。これは私たちが普段過ごしている中でも当てはまります。
「私はなんの才能もない」
「私は勉強もできない」
「私は小さい頃から貧しい」
そのように、自分の「欠けたところ」ばかりが気になってしまうのです。
ですが「B」の図形であっても、丸い部分の方がたくさんあります。そこが「満たされたところ」です。
そこを少しずつ日々数えていきましょう。特に自分に対して良いところを数えていくんです。
例えば
「私は人に対して優しい」
「私は素直だ」
「私は観察力がある」
などです。
どうしても自分の良いところが出てこない場合、自分の嫌いなところをあげて、それを「逆さ」にするのです。
例えば
「私は人付き合いが悪い」
↓
「私はひとりでも楽しく過ごせる才能がある」
「私はいつもやることが遅い」
↓
「私は物事をじっくり丁寧に取り組む才能がある」
このように、反転させていくのです。
この世に片側だけしか存在しないものはありません。コインの表裏と同じように、ポジティブがあればネガティブもあり、昼もあれば夜もあります。
あなたが自分の嫌いな部分は、親や学校教育で否定された部分だったかも知れません。ですがここで思い出してください。
豊かさマインドを持っている人は、誰かと比べて競争は一切しません。むしろそんな部分も愛して、良いところを伸ばしているのです。
もう誰かと比べて、自分を責め続けるのはやめましょう。その代わり、こうやって自分を愛し満たしていくのです。
これをコツコツと少しずつ繰り返していくことで、過去や未来のDVD再生が止まってきます。
そしてこう気がつくはずです。
「あぁ、なんだか最近幸せだな〜」
「なんだか生きているだけでありがたいな〜」
そんな風に思えてきたら、もうあなたは「豊かさマインド」の道を歩んでいる証拠です。
少しずつ、自分の好きなところをあげて自分を愛し、満たしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、貧乏マインドと豊かさマインドの人の特徴を紹介し、豊かさマインドで生きる方法をお伝えしました。
もし、自分の中の貧乏マインドから中々、抜け出せないな〜と思ったら、あなたの脳に刻まれた「反芻思考(はんすうしこう)」が影響しているかも知れません。
ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください。
↓↓↓
反芻思考を止めて脳や心を守っていく3つの方法
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。