日本では、長時間労働、サービス残業、パワハラ、うつ病など、心も身体も不調になる要因がたくさんあります。
若いうちはなんとか心身を維持できても、中年以降になると症状があからさまになってきます。病気のために、せっかくつかんだ幸せや経済的な自由を失ってしまう人も少なくありません。
特に、私たちが幸福を感じる時、脳内には、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやオキシトシンなど、幸せを感じるホルモンが存在し脳を駆け巡っています。
疲労が蓄積したり、ストレス状態が継続することで、この幸せホルモンの分泌が少なくなり、余計に幸せを感じられなくなるのです。そしてまた、病気にもかかりやすくなります。
そこで今回は、幸せな人生を引き寄せるために、日常生活で幸せホルモンの分泌を増やす方法をご紹介します。
目次
幸せホルモンの種類
まずは"幸せホルモン"の種類をいくつかお伝えしていきます。もうご存知の方もいるかと思いますが、今回は大まかに2つをお伝えします。
①セロトニン
セロトニンとは、"精神を安定させる働き"があります。日光を浴びたり、散歩などの規則的な運動をすると、脳内に放出されて、ほっとした気持ちに私たちをさせます。
このセロトニンが減ってしまうと、感情のバランスが不安定になり、不安症状やうつの症状が出てきてしまいます。
②オキシトシン
オキシトシンとは、"愛情ホルモン"と呼ばれています。母親が赤ちゃんを抱いた時や、動物を撫でたりした時の"安心感"が主な役割です。
親しい人との絆を作るのに大切ですし、また、オキシトシンが少なくなると、不安状態に陥り太りやすくもなると言われています。
番外編:ドーパミン(少し注意)
ドーパミンは、いわゆる"やる気ホルモン"と言われています。集中力をアップさせたり、物事に対して意欲的に取り組むことができるホルモンです。
今現在では、スマホやSNSなど、私たちを刺激するもので溢れているため、このドーパミンが過剰に出ているとも言われています。
その反動で、不安症状やうつ症状が出てくる場合もあるようなので、刺激から少し距離を置くことも必要でしょう。
幸せホルモンの重要性
ここまでで、大まかに2つの幸せホルモンを紹介しましたが、特にセロトニンとオキシトシンは重要です。
私たちは、社会生活を送っていく上で、どうしても自分のやりたくないことや、理不尽な出来事に出会います。
長らくそういった環境に自分の身を置いたりすると、食生活や睡眠リズムも崩れがちになります。
そうすると、幸せホルモンはどんどん低下していき、何をしても楽しめない状態に陥ってしまいます。
最後には、分泌したいのに出てこなくなり、不安症状のまま身体と心が固定化されてしまいます。残念ながら、私たちの周りの環境は、人をコマのように扱う人や、環境でひしめいています。
ですので、私たち一人ひとりが自分の身は自分で守らなくてはいけません。
ここで、1点注意があります。今回はドーパミンのことはあまり気にしなくて大丈夫ということです。私たち現代人、色々な外部刺激の影響で、逆にドーパミンが出過ぎているとも言われています。
例えば、映画を集中してみることができなくなっていたり、Youtubeの5分の動画すらも集中してみることができないなど、そういった症状があると要注意です。
ドーパミンはどんどん新しい刺激を求めて暴走し始めてしまいます。そういった"刺激"から距離を置くことも大切なのです。
それでは健全に、幸せホルモンを増やして幸せいくにはどうすればいいのでしょうか?次はそのことをいくつかご紹介します。
幸せホルモンを増やすには
①日光浴をする
太陽の光を浴びて、目に入れることで、セロトニンを出す神経が活発になります。一日5分でもいいので、部屋のカーテンを開けて、陽の光を浴びる時間を作っていきましょう。
②散歩などの"規則的"な運動をする
一定の規則的な運動をすることでも、セロトニンを出す神経が活発になります。また、音楽のリズムに合わせて足踏みしたり、歌を歌うこともいい刺激になってきます。
③腸内環境を整える
腸は第二の脳とも言われています。外食や栄養バランスが崩れていると、腸内環境も悪くなり、栄養をうまく取り込むことができません。ですので、発酵食品や食物繊維のあるものを生活に取り入れて、腸内環境を整えていきましょう。
③よく眠る
夜遅くまでパソコンやスマホを見続けていると、人間は中々眠るモードに切り替えられません。寝不足(特に6時間以内の場合)は、まるで二日酔いをしているのと同じように、脳のパフォーマンスも下がってしまいます。
寝る1時間以上前からそういったものの刺激を減らし、熟睡できるようにしていくことが大切です。
④クラシック音楽やアロマを活用する
モーツアルト効果というものがあるように、クラシック音楽を聴くと脳がリラックスし、感情が安定してきます。また、自分の好きな香りは脳をダイレクトにリラックスさせてくれます。
私の場合は、柑橘系やラベンダーなどの香りを活用していますが、あなたに合うものを見つけてみてください。
⑤極端な刺激から身を遠ざける
幸せホルモンを増やすことはもちろんのこと、極端な刺激から身を守るのも大切になります。特に、テレビやSNSからは、あなたを刺激する映像やニュースが毎分やってきます。
気がついた時には、一日中スマホを見て過ごした、なんて日があなたにもないでしょうか?それほど、それらの刺激は私たちを縛り付けてしまいます。
デジタル機器を一切見ない、聞かない、触らない、という"デジタル断食"の時間を作ってみてください。始めのうちは、ウズウズと落ち着かない感じになりますが、12時間を過ぎたあたりから、気分が落ち着いてくるのがわかります。
その代わり、散歩に出かけたり、日光を浴びたり、ボッーっとする時間を作ることで、自然と心がバランスを取り戻していきます。
まとめ
幸せホルモンの分泌を増やすために、できることはたくさんあります。しかし、特に大切なのは、身体を動かしたり、質の良い睡眠をとること、そして心身をリラックスさせることです。
毎日の生活の中で、これらのことを実践してみると、幸せのレベルが変わってくるはずです。
また、不安や心配事にどうしても呑まれそうになってしまった時、それを反転させて人生を創造していくことが誰にでもできます。このことに関して詳しく書いた記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
↓↓↓
将来への不安や焦りを解消し人生を創造していく方法
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。